【速報レポート】国府達矢
2018.05.11
これが見たくてBOREDOMSを中座したのですが、見にきて本当によかったです。
3月にリリースされたアルバム『ロックブッダ』は、90年代から活動する国府さんの実に15年ぶりの作品。これがとにかくかっこよいのです。
サウンドデザインを含め、かなり作り込まれた作品なので、ライブだとどのようになるのか、とても興味がありました。
生楽器はドラムとベースのみ(skillkillsのリズム隊)で、国府さんはハンドマイク。
アルバムは「ギターの音楽」という印象だったので、ステージ上にギターが無いのはかなり意外でした。
録音された音との同期と、(おそらく)リアルタイムでのエフェクトで、アルバムの雰囲気がかなり再現されます。
一方で、アルバム以上に、ファンク的な性質が強く感じられます。
ときどきオフマイクなのに国府さんの声がしたり、逆にある時は一人のはずなのに五人くらいが歌っている状態になるのですが、これが、全く「口パク」的に聴こえないどころか、とても音楽的に作用していて驚きました。
見る前は、旧知の七尾旅人さんの飛び入りセッションもあるかも?などと思っていたのですが、そういった「スキ」のない、完成された圧巻のステージでした!
ここで一句。
涼しさや見えなきギター幾重にも