【鹿児島県 鹿児島市】地域とつながる場所/otonari 坂口喜代美さん
インタビュー
今回は、シェアキッチン型カフェを営む「otonari」の坂口喜代美さんにお話を伺いました。
鹿児島市伊敷の国道 3 号近く栄門通りにある otonari は、どこか懐かしさもあり、ホッと安 心するような温かみのあるカフェです。 実は、元々あった家の良さを生かしリノベーションされています。
暖簾を潜って店内に入ると、この日は otonari で作るパンの日でした! パン作りが上手な栄門地区にお住まいの方が作っていらっしゃいます。
夕方ごろにお伺いした時には、お取置きの分のみになっていました。中でもメロンパンが大人気だそうです!
こちら otonari では、曜日によって日替わりで出店できる場所になっています。 他にも、焼き菓子や、タルトのお店、お惣菜など。
そんなシェアキッチン型カフェを始められたきっかけは、とある番組を見てリノベーションについて知ったとのこと。
ご主人が代々、工務店をされていたということもあって住み込みで働く職人さんたちの技術をもっと生かせることは何かないかと考えていたところ、「リノベーションなら、もっと生かせるのでは!」と思ったそうです。
そこで、リノベーションについて学び、たくさんの方と出会い、いろんなアイディアと出会うことで少しずつ、自分のやりたいこと、今の「otonari」の形が見えてきたそうです。
坂口さんは、「元々、計画してなかったことも自分の中で素敵だな、挑戦してみたいなと思うことを共有してみることで、一緒にしてくれる人がいる。だから今があるんです。」と、おっしゃっていました。
そして、物件を探していたところ嫁ぎ先である工務店の隣にある元々の大家さんが大事に大事に住んでいらっしゃったお家に決められたそうです。
2階のイートインスペースはこのようになっています。
淡い色味の壁がなんとも素敵ですが、実は元々のままなんだそうです。
階段の近くを見てみると、当時の家主さんが書かれたと思われるものも残されていて、この家の歴史を感じます。
楽しくお話をしていると、地域の高校生がお店にやってきました。なんと、お店のパンフレットを作ってくれているとのこと。
たくさんの案を持ってきて、坂口さんと意見を交換されていました。
パンフレットの話を真剣にしながらも、笑い声がお店には響き渡っていました。
今後は、シェアキッチンを利用して出店される方がもっと使いやすい場所にしたいという想いから、新たな試みも準備されているそうです。
坂口さんとお話をしていると、自ずと力湧いてきます。自分のやりがいを持って輝く場所でもあり、誰かとちょっと立ち寄って落ち着く場所でも ある「otonari」。是非訪れてみてください。
屋号 | otonari |
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URL | |
住所 | 鹿児島県鹿児島市下伊敷1丁目8−12 |
備考 | 099-222-4171 |