【郡山・レポート】「人」と「人」が向き合う、新しい就活イベント「仕合わせドラフト」
イベントレポート
10月30日、郡山駅前のビックアイ6階にて、仕合わせドラフトが開催されました。これは、ドラフト会議の「企業✕学生」版という新しい形の就活イベント!そこでは、「人」と「人」との新しいカタチの交流が生まれていました。
会場には、郡山市や福島市の大学生、専門学生など、さまざまな学校から学生が集まりました。
会社を、自分自身を、アツく語る企業紹介タイム!
まずは、各企業の社長や、部長などといったキーマンによる会社紹介から始まりました。
仕事内容だけではなく、ご自身がどんな志で会社を経営されているのか、どんな想いを持って働いているのかを語ります。
「企業面談」という名の「福島で活躍する人生の先輩とのお話」
企業のアツい語りで、会場の温度もだんだん高まってきたところで、次は、「仕合わせ企業面談」へ!
学生と企業のキーマンの1対1での面談タイム。学生が9つの企業を順番に回り、10分ずつお話します。
企業のみなさんの手元には、学生が事前に記入した自己用紙が渡されました。これは、履歴書やエントリーシートとは少し違います。志望動機などはなく、自分の趣味・特技などを自由に書いたもの。9社に同様の内容が共有されているので、その会社に合わせて書いてしまいがちな履歴書より、リアルな学生の情報が詰まっているんです。
企業から「学校ではどんな勉強をしているの?」「どんな仕事に興味があるの?」と学生の中身を探る質問が投げかけられ、ざっくばらんに会話が進んでいきます。
学生も、その企業のことしか聞いてはいけないなんてルールはありません!「地域で活躍するのに必要なことはなんでしょう?」なんて質問もあがっていました。「企業面談」ではありますが、「福島で活躍する人生の先輩とのお話」でもあるんですね。
全員が一周終わると、学生からのPRタイムへ!学生が「もっと話をしたい!」と思う企業のテーブルへ移動します。10分では話し切れなかったことをさらに深めていく時間です。各テーブル、活発に話が弾んでいきます。
ドラフトの醍醐味、指名タイム!
そして、いよいよ指名タイム!企業が気になる学生を指名します。
指名発表が終わると、企業と学生の連絡先交換の時間です。
指名をもらった学生も、学生とつながりをつくれた企業も、どちらもうれしそうな表情がこぼれています。
「では、また後日!」と、この日限りではないご縁が生まれる瞬間でした。
初開催であった「仕合わせドラフト」。参加学生さんにとってどんな時間となったのでしょうか?イベント終了後に学生の方にお話を聞きました!
まずは、郡山市内の専門学校に通うMさん。
「事務職に興味があって、会社を探していたのですが、違う職種も見てみたいと思い今回のイベントに参加しました。お話を通して、会社名からは分からない業務の内容が知れて、進路選択の視野が広がりました。」
つづいては、福島市内の大学に通うNさん。
「私は大学進学をきっかけに福島に来たのですが、福島で出会った方たちの温かさに感動し、この地域で働きたいと思うようになりました。今日は福島の企業を知るチャンスだと思って参加しました。緊張しましたが、指名をたくさんもらえてうれしかったです!」
「人」と「人」の交流が生まれる
大学4年生の私も、今年の夏までは就職活動をしていました。合同説明会などにも参加しましたが、企業と1対1で話せる機会はほぼありませんでした。経営者の方は、面接でもなかなかお話できません。
参加した企業の方も、なかなか学生さんと1対1で話せる機会はないから新鮮だったと語ります。
「仕合わせドラフト」は、「企業」対「学生」というよりも、「人」対「人」の交流が生まれる時間でした。取材で訪れた私にも、企業のみなさんは、温かく、アツく、会社のこと・ご自身のこと・福島のことを語ってくださいました。
参加学生にとって、福島でのキャリア選択の幅が広がるきっかけになったのではないでしょうか。
屋号 | まちの人事部こおりやま |
---|---|
URL |