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TOP » 湘南 » 鎌倉市由比ガ浜の住宅街に。紅茶専門店「Tea&Teaware Bluewater（ブルーウォーター）」

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2023年春、鎌倉市由比ガ浜の住宅街の一角に、ゆったりとした時間を過ごすことができる紅茶の専門店「Tea&Teaware Bluewater（ブルーウォーター」がオープンしました。店主の中島さんにお話を伺いました。

店主の中島さんは鎌倉在住で、日本紅茶協会認定のティーインストラクターとして各所で紅茶教室や一日ティールーム等を開催する活動をしてきました。中島さんがこの物件と出会ったのは、貸主が主催するイベントに参加したときのことでした。その場で貸主から「この場所を実は賃貸で募集中なんです」と聞き、ぜひ申込みたいと申し出たところ、募集活動を行っていた「鎌倉Ｒ不動産」を紹介されたのでした。

内見をして設備関係や賃貸条件などの説明を受けてから中島さんはすぐに申込みをしました。「こんな素敵な場所で自分の店が開けたらいいな」と思いながら。その後、中島さんは所属する日本紅茶協会の研修があったので海外へ。「中島さんにお貸ししたいです」というメールを受け取ったのはスリランカで移動中のことだった、と振り返ります。

帰国後に無事契約をし、この場所をティールームとして整えました。貸主からお借りした什器もいくつかあり、そこにもう少し古道具店で什器などを買い足してお店をオープンさせました。1階で窓の外には庭の緑が見える。空間としてはコンクリート打ちっぱなしのラフな内装ですが、そこに古い家具の暖かさが加わり、とても心地良いお店です。入口が緑のアーチのようになっていて、一見分かりにくいのですが、それもまた隠れ家的でとても愛らしいです。

紅茶専門店らしく、メニューは各産地の紅茶を幅広くラインナップ。まずはストレートかミルクを入れるかなど、飲み方の好みを決めて。中島さんに相談すると紅茶の特徴をあれこれと細かく教えてくれ、とても興味を惹かれます。

「紅茶の茶葉に合わせて、いれ方も異なります。紅茶専門店ですから、そういう点は妥協せず丁寧に一杯ずつ提供します」と中島さん。紅茶はティーポットで提供されるので、たっぷりと満足感があります。実際に飲んでみて気に入ったら、店内で購入することもできるので、ご自宅でも美味しい紅茶を楽しみたい。好きなタイプの紅茶を探しているという方にもぴったりです。

また、ポットやカップも種類が豊富で「お客様のイメージや茶葉に合わせて、私が選らんでいます。どんなティーウェアが出てくるかはお楽しみに」とのこと。可愛らしい雰囲気のものから、シンプルなもの、ガラスのポットなどなど。食器好きにもたまりません。そして、紅茶に合うシンプルな焼き菓子なども一緒に楽しむことができます。国産小麦のスコーン、ヴィクトリアケーキなどの素朴なお菓子は中島さんが店内で焼き上げています。

ティーウェアは、店内でも販売されており、新品のポットなどもありますが、なかには古物商として買取ったものや委託販売しているヴィンテージのカップなども。紅茶とケーキを楽しんで、その後はお気に入りの食器と紅茶の茶葉を選んでお土産にすることもできます。

中島さんは、この場所に店を構えるまでは、各所で紅茶教室を主催等されてきました。このお店でも月に数回「紅茶教室」を開催されています。

「まずは、基礎のコースを受講して欲しいですね。基礎のコースで、基本の紅茶のいれ方や、産地による特徴、紅茶の分類などの基本的なことをお伝えしています。その後、これからの季節なら、ロイヤルミルクティーのいれ方や、クリスマスの特別な紅茶の教室も行うので、そちらも受講していただき紅茶の世界を楽しんでほしいと思います」と話してくれました。

この「紅茶教室」は、自宅で紅茶を楽しみたい方から、飲食店で飲み物を提供しているプロの方が学びにくることもあるそう。と言っても、敷居が高いものではなく、気さくで話しやすい中島さんとおしゃべりしながら紅茶の知識を身に着けることができます。

まずは中島さんがセレクトした紅茶を味わいに。それから教室にと鎌倉散策の途中に足を運んでみてください。