元・温泉宿をワークスペースに!”快い”が循環する「快生館」
地域の情報
「ワーケーション」ってご存じですか?「ワーク+バケーション」の造語で、「仕事をしながら休暇を楽しむ」という夢のような働き方のひとつ。
ただ、現実味がないような、画面越しのお話って感じてるのも本音だったり。
が、しかし。あったのです。そんな働き方を応援している施設が!
今回は、そんなワーキングスペースを運営中の、元・温泉宿「快生館」さんをご紹介。
以前から気になっていたのですが、ちょうど2周年のスペシャルイベントがあるとの事で参加してまいりました!
福岡市の北側にある古賀市。福岡市中心部からは車で30分強に位置しています。その山側エリア・薬王寺に佇む快生館は、温泉宿でした。
しかし、コロナの影響で休業状態になってから一転、古賀市の支援を受け、新たにワークスペースとして生まれ変わっていたのです。
2周年記念のイベント「鹿の湯まつり」は、マルシェやトークショーにワークショップ、さらには文字通り「お湯」も楽しめるんだとか。
子連れでも大丈夫かな、と心配しつつもいざ出発。
お天気にも恵まれ、最高のイベント日和でした。
紅葉はこれからが見ごろかな?周辺を散策するのも楽しいですよ。近くの水辺公園もおすすめ。休暇にふさわしい豊かな自然と静けさがあります。
さて、館内入口すぐ側では、しめ縄づくりのワークショップ。自分で作ったしめ縄で新年迎えるって良いですね。
続いて、開放的な大広間を改装したコワーキングスペースには、地元内外から集まったマルシェがずらり。いい香りがあちらこちらで漂っていました。
「コワーキング」とは仕事空間を共有しつつ互いが個々の仕事をする働き方。
おひとり様から大人数での貸切利用まで対応されています。今回のようなイベントでも充分に活用できますね。
1Fマルシェを横目にトークショーがある2Fフリースペースへ。
仕切りもなく、すぐに広がる空間では、今回のイベントのテーマ”快く生きる”を体現されている方々のトークショーが始まっていました。
窓側には小上がりのような段差があり、囲んで座れる大きな掘りごたつのような広がり。
yogiboがランダムに散らばったリビングみたいな空間では、皆様くつろいだ姿勢で登壇者の話に耳を傾けていました。
「快生館」を運営されている株式会社SALT代表の須賀さんが聞き手となり、様々な働き方の興味深い話が盛りだくさん。
ググった文字だけでは気づかないリアルを聞けたのは本当に貴重な体験でした。
残念ながら、私は間に合わなかったのですが、古賀市長をはじめ、まちづくりのお手本になるお話も聞けたようです。こちらも興味深い。
続いて、3Fのキッチンが付いた貸切りスペースにもお邪魔しました。
普段は、ワーケーションや企業合宿などで利用されるとのこと。
今回は特別に解放されており、普段は2Fフリースペースにある無料図書とyogiboが。
窓から差し込む日差しが暖かく、ほっこりした雰囲気でした。
事前予約でテントサウナやヨガの有料オプション、BBQグリルの有料貸出もあるそう。
実際の利用事例も掲載されていますので、興味がある方は快生館さんのHPをチェックしてみてください。
そして、おまちかねの天然温泉!子供たちも大喜び。
今回のようにイベント時はだれでも入浴できるとのこと。
ここはあくまで、お仕事用の場所。通常は、ワークスペースやオフィス、ワーケーションや企業合宿利用で入浴が可能です。
仕事を抱え込んで煮詰まった時は、温泉に浸かりつつ、また仕事と向き合うのも良いんじゃないでしょうか?リフレッシュできて新しいアイデアが浮かびそう、と思うのは私だけでは無いはず。
「ワーケーションって本当にあるんだなぁ」としみじみ温泉に浸かりつつ実感した次第です。
気になる子供たちは、色んなところを出たり入ったりと自由気まま。そして、新しい友達を作ったりと、すごくエンジョイしていた姿に驚きも。沢山の発見で心も体もポカポカできた素敵なイベントでした。
いつもは、市内のオフィスに通って、たまにワーケーション。良いですね!
気軽に個人で利用できるのも魅力的です。
興味を持たれた方は是非、足を運んでみてください。
快生館さん、有難うございました。