【名古屋市南区】レトロな洋風建築が、 地域交流の場に生まれ変わる
賃貸物件情報
かつて味噌づくりが盛んに行われていた呼続(よびつぎ)駅周辺。老舗の味噌醸造所が事務所として使用してきたレトロな建物が、当時の雰囲気を残しつつひっそりと佇んでいます。駅前開発が進む中でも、頑なにその姿を守り続けてきた洋風建築が、地域交流を生む拠点になろうとしています。
この佇まいと景色を残したかった。
呼続といえば、煙突のある味噌づくりの風景を思い起こす年輩の方も多いのではないでしょうか。
味噌造りの工場が立ち並んでいたという駅周辺は、交通の利便性から不動産開発のオファーも多く、新しい施設や駐車場になった区画もありますが、その一角にある洋風建築と古民家には家主の思い入れが強く、これを取り壊して新しいものを創る気にはどうしてもなれなかったと言います。
「この佇まいのまま、地域のために使える場所にできないだろうか。」
そんなオーナーの想いを受けて始動したのが、このプロジェクトです。
現在、建物の家主である3代目は建築関係の仕事に就いているからこそ、この建築を残すべきだと思ったのでしょう。祖父が創業して作り上げてきたこの景色を、可能な限り残したい。絶対に更地にはしたくない。そんな強い意志を感じたと言います。
豊かな時間を共有できるチャレンジショップに。
建物自体が持っている既存の古さは、レトロでかわいいという現代の感覚に置き換えられ、建具などもできる限り再利用して、雰囲気のある建物に生まれ変わりました。
夕暮れから夜にかけて、さらに建物が映えるようなライティングを施し、呼続の新しい顔となる準備が整いました。
「ここでは、駅前にありがちなよく似たお店が並ぶのではなく、チャレンジショップとしての位置付けにすることで、より多くの人たちがお店を持つワクワク感や楽しさ、お店を通して人と関わり生まれる豊かな時間を体験できるようにしたいと思っています。
お店を持ってみたいと一度は思ったことがある人は多いと思います。そんな時に、「よし、まずはやってみよう!」と気軽にチャレンジできるように、スタートしやすい広さと、続けやすい賃料を設定しています。」
1階にはテナントが5室。10~20㎡の空間は、それぞれのお店らしさを表現できるようシンプルに仕上げています。また表の扉前にはウッドデッキを設置し、外とのつながりを感じられる空間に。
屋外イベントでマルシェを開催する時には一体感が生まれるようデザインされました。建物の裏手に、軽飲食店やマルシェにも対応できるシェアキッチンを備える予定です。1階の奥には昔ながらの応接セットを備えたミーティングルームもあります。そして2階には、3~6㎡の広さがあるアトリエが4室。
クリエイターたちの創作活動の場として、または地域との交流を求めている人たちの事務所として活用してもらうのが理想とのこと。
日常の暮らしの中にある、これからの景色。
この場所が、昔の商店街のように地域の人たちの暮らしの中にあって、日常で利用してもらえるようになること。それにはたった一つのお店だけでは足りなくて、この建物にいろんなお店が入って、一棟ごと魅力あるものにしていかなければと考えているそうです。
近所の人たちが、散歩のついでに寄ってくれる場所であり、地域の人がここでしか味わえないものを得られる場所になることを目指しているのだと言います。
「函館にも同じような物件があって、クラフトビールbar、軽飲食店、美容院、花屋、カフェ、ジェラート屋などが入店し、賑わっています。
この呼続も、カフェやパン屋など、地域の人が求めているものや、日常的にあると嬉しいものを提供するお店に入ってもらえるといいなと思っています。それが地域の人を呼び、その周りの人たちも呼ぶ力になっていくはずです。」
定期的に開催するマルシェをはじめ、地域の接点となるイベントも企画していく予定なのだとか。地域に開いていくことで、いろいろな人たちが集い、関わり合っていく地域交流の場になることを目指してスタートラインに立った今、一緒に楽しんでくれる仲間のチャレンジを待っているようです。
SNS:yobitsugi_project
この建物のプロジェクト記事:https://hello-renovation.jp/renovations/13507
所在地 | 名古屋市南区呼続 |
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建物構造 | 木造2階建て |
取引様態 | 媒介 |
築年 | 1969年 |
情報登録日 | 2023年12月 |
備考 | 【募集条件(1F店舗・飲食店・アトリエ)】
【広告主】 |