【北九州】絶品カレー店③スパイスは愛
地域の連載
北九州市立大学 地域創生学群 片岡ゼミの編集チーム「つづる。」が、身近な北九州の魅力を自分達自身の言葉で綴り、みなさんにお届けしていきます。
皆さんこんにちは!「つづる。」の絶品カレー店特集担当のなおです。
朝晩の冷え込みがつのり、温かいものが恋しくなる季節がやってきましたね。 そこで、今回紹介するお店は小倉北区馬借にある「Spunky curry SAKI」です。 店主であるSAKIさんの作る一風変わったカレーは、私たちの身も心も芯から温めてくれること間違いなし! 日々試行錯誤を繰り返し、カレー作りに奮闘す SAKIさんにお話をうかがいました。
SAKIさんにとってカレーとは
「ひとつの作品ね。自分を表現する作品。スパイスはあくまでも自分を表現するための手段。コンセプトは『和食』。私たちって、日本の伝統文化やお母さんの味を感じたり食べたりするとほっとするじゃない。
それに和食文化って継承しなくちゃと思うのよね。だからメニューには味噌や醤油、旬の食材を使うようにしている。プレートにお料理を乗せて、現地の味にこだわらず『美味しい!』と思えるものを作るようにしているの。」
「あと、レシピにはストーリー性を加えるように心がけているの。サプライズと妄想をすることが好きだから、メニューにも物語を忍ばせることでお客様にもっと楽しんでもらえるかなと。 」
SAKIさんのやりがいとは
「メニューを考えること。ほかのお店をチェックしたり、レシピの材料を考えたりする時間が大好きなの。新しいメニューを考えるときは1日かかるし、そこからイラストを描いて告知をするまで手間暇かかるし簡単ではないけど、お客様の反応を楽しみに頑張っているの。お客様には感謝しかないよね。」
「それに私の料理を食べて 『苦手なものを食べられるようになった』って言ってくださるお客様もいてありがたいなって。そういう風に食わず嫌いや苦手なもの、旬のものを提供することで食の経験をしていただくことも大切だなって思うのよ。」
接客で心がけていること
「いつでも店内が和むようにお客様に話しかけるようにしているの。あと、できるだけお客様同士がお話できるように予約をしてくださったお客様同士の配席には一工夫入れるようにしているのね。そうすることで店内の雰囲気が明るくなるし、お客様も『楽しかったな。』と思って帰っていただけるかなと。」
最後にひとこと
「私はカレー屋さんではありません。ただの料理人です。レシピに日本の伝統文化や和食を織り交ぜたり、自由な自己表現をしたりするにはカレー屋さんという肩書に縛られず、活動していきたいと思っているの。料理って奥が深いものだから。」
「スパイスというどんな料理にも合わせられる素晴らしいものと出会えたから、いま活動ができているとつくづく感じるわ。スパイスは愛。愛をあげる、愛をもらう。そういう風にスパイスを通していろんな人と繋がれたらいいなって。」
「スパイスを愛して、お料理に愛を込める。スパイスは愛。その言葉に尽きるわ。 」
SAKIさんの作るワンプレートには、たくさんの工夫と想い、そして愛が込められています。皆さんもぜひ、SAKIさんの人柄にふれ、心身ともに温まってみてはいかがですか?
(文・写真:なお)
[お店情報]
Spunky curry SAKI
住所:北九州市小倉北区馬借 2 丁目 4-16(喫茶寛乃)
営業:火曜 lunch/12:00〜16:00 dinner/18:00~20:00
水曜 12:00〜20:00
Instagram:@loverocksaki8
※営業時間は変わる可能性があります。詳細は店舗にお問い合わせください。