【山形】日常の風景を探しにいこう/まちの看板
連載
やまがたのまちを探し歩いて見つけた日常の風景をフィルムで撮りゆくシリーズ。
こんかいは、味わいのある看板たちです。
以前、昼の七日町の飲み屋街を探索してまわった時にみつけた、味わいのある書体でつくられた古い看板たち。その古き良き時代の雰囲気や歴史的な魅力を感じさせるところに、いまも心惹かれている。
そういった目線であたりを見回すと、いつもの町並みがまた違って見えてくる。今日はまた違うところへ足を伸ばしてみよう。
建物の高さの半分ぐらいを占める大きな看板。両側面には「Canadian Bread」の文字。
後ろに高くのびるレンガ造りの煙突にはお店の名前が。
お店の軒先につかわれる「テント看板」。電話番号がのっていたり、軒先のシマシマ模様もどこか懐かしい感じがする。
創業元禄二年(1689年)の長門屋さんの看板。右から左に書いてある。
「さん」付けがかわいらしい。
うろうろ街を歩きまわり、気がついたら水色の空が柔らかいオレンジへと変わりだしたころ。
こんなふうに街の中を探索しているときに思うのは、「あっ。歩くって楽しい。」ということ。。あたりまえに聞こえるかもしれないけども、私の日常は、歩いて5分しないところにちょっと買い物に行くにも車を出してしまう。
車は便利だが、すべてがあっという間に通りすぎるから、大きい景色のなかの小さい景色は見過ごしているみたい。小学生の頃、歩いて通う学校までの道のりは冒険みたいだったな。毎日、いろんな発見があってワクワクしていたのを思い出した。
歩き回って気づいたこと。新しい発見や魅力的なものにワクワクするというのは子供も大人も変わらないということ。