【成約済み】設計事務所デザイン「五十鈴の家」
2024.03.06
※終了しました。
※本案件は成約となりました。ありがとうございました。

山形市五十鈴(いすず)は山形市北部に位置し、国道13号バイパスや山寺街道へのアクセスもよく、商業施設や医者街通りもあり…、と利便性にすぐれたエリア。学区は、東小、四中です。こんかいは、そんなエリアにある中古物件、『五十鈴の家』をご紹介します。
昭和63年築。昭和の終わりが近づくときに建った家です。ちなみに東京ドームも同じ年に建てられています。この頃の建築に触れると、昭和生まれの方は元気だった日本を思い出したりし、平成生まれの方は斬新なデザインと感じられたりするようです。時代のギャップを感じさせるデザインなのでしょうか。とくに設計事務所デザインの家は、ハウスメーカーの家よりその傾向が強い気がします。
土盛りをしていて基礎が高くなっており、エントランスからすでに視界が高い。1階に滞在していても周囲の家と視線を被らせないようになっている。
門は鉄製。ノブにはライオンが鎮座し、よそ者の侵入を妨げようとしてくれております。
玄関だけですでに「風格」が感じられます。
電動シャッター式ガレージと外壁がぐるりと家を囲んでくれているおかげで、家のなかを外から覗くのは困難です。
エントランス内側。玄関ドアを開け、見上げれば吹き抜け。


1階客間。書院造で、床の間には間接照明により掛け軸が映える。障子戸を解放すれば坪庭だけが見え、通行人から中は見えない。外壁と土盛りは、このためにあったことに気づかされる。
続き間となるLDK。
続くキッチン。キッチン専用エアコンがあるので、夏の料理も快適。建具も良い。ストック雑貨などで雑多になりがちなLDKも、食器棚により収まりが良く、隠したい物を隠せる。LDKと洗面室の間仕切り扉はミントグリーンの木製扉で可愛らしい。
キッチンから続く洗面室。天窓があり、洗面室特有の閉塞感がない。
さらに奥の浴室。
この家では和室と洋室が混在し、部屋ごとに趣が変わる。
2階へとのぼる階段の途中に、中二階の和室がある。ちょうどガレージの上部に当たる場所。部屋の床の間には炉が置かれており、天井は駆け込み天井で、網代が美しい。茶道でおもてなしをしていた名残がある。細部にも気を遣い、エアコンと暖房は、木製の格子で覆われている。バルコニーから星を眺めれば、まるで旅館のよう。客人を泊めるには自慢の一部屋となるでしょう。

中二階を出て2階へと進む階段の踊り場には、天井まで続く背の高い窓がある。日の光を取り込み、空間をデザインしている。
2階には、タンスごと入る広々とした納戸、和室と洋室の3部屋があり、ホールは吹き抜けとなっている。さらに屋根裏部屋があり、子どもにとってはきっと創作が楽しい秘密基地になるはず。

昭和のテイストを漂わせながらも、さまざなこだわりを感じさせるユニークな空間となっております。