real local 山形【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9 - reallocal|移住やローカルまちづくりに興味がある人のためのサイト【地域情報】

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9

連載

2024.10.02

2012年4月、東京から山形にUターン。「井の中の蛙になりたくない!」そんな思いで山形を出て、10年ぶりに山形に戻ってみると、そこは面白い人と面白いコトがたくさんある場所だった。そして、今、私はワイナリーの広報営業として、日々、ぶどうとワインと愉快な仲間たちに囲まれ生きている。そんな広報営業の畑とワイナリーの日常を、季節のお便りとしてお届けします。

連日収穫!!
全国からぶどうの収穫をしに、グレリパに大集合!

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9
東京の飲食店、ワインショップの皆様がオリジナルワイン用のぶどうを収穫に来てくれました。

9月に入り、収穫も最盛期。毎日、1トン以上のぶどうがワイナリーに運びこまれてきます。収穫されたぶどうは、アンフォラやクヴェヴリという素焼きの瓶(かめ)にそのまま入れたり、除梗機という機械で、ぶどうの房から実を取ります。機械で取り切れない梗や軸は、手作業でさらに除梗していきます。

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9
クヴェヴリにぶどうを入れている(左)  除梗作業(真ん中・右)

私たちは、生食用のぶどう品種である「デラウェア」や「シャインマスカット」、「ナイアガラ」のほか、ワイン醸造用の「メルロー」や「ガメイ」、「シャルドネ」、「アルバリーニ ョ」といったぶどう品種も用いて、年間20種類ものワインを製造します。ぶどうはその品種によっても、収穫時期が大きく異なるため、早いものは8月のお盆過ぎから、遅いものは10月末と約2か月半の間、収穫が続きます。

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9
収穫したぶどうの房を一つ一つ確認しながら、傷んでいる実をさらに取り除いていく。(写真提供:@chanrinaaaa)

9 月と言えばやっぱり芋煮。
県外のお客様は芋煮でおもてなし。

【連載】山形のぶどうとワインに恋焦がれ vol.9
大鍋で作る芋煮。この日は芋煮ときのこの炊き込みご飯。テラスでみんなでお昼ご飯。 (右写真提供:@chanrinaaaa)

通常の賄いメニューはカレーにパスタ、生姜焼きなど、大量に作れるものが多いのです が、9月になり涼しい日も増えてきたので、この日は山形名物芋煮に。県外から収穫ボランティアに来てくださる方も多く、山形の旬の味覚を喜んでいただけました。

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アンフォラ内のぶどうが発酵して隆起(左) アンフォラからぶどうを取り出す(真ん中) 発酵が進みワインになったもの(右)

この時期のワイナリー内は、ぶどうの発酵した香りで充満しています。毎日、ワインの温度や糖度を測り、発酵の状況をチェックしていき、ワインが健全な状態かどうかを確認していきます。ぶどうの収穫も残り4分の1。10月はワイン用ぶどう品種のメルローやカベルネフラン、カベルネソーヴィニヨンを収穫していきます。10月も収穫ボランティアを募集しますので、ご興味ある方は是非お申込みくださいね!それでは、ワインと一緒に秋の夜長をお楽しみください!

■収穫ボランティア申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczUMBKC3fYULDPAX4ZZqo2sm9OyHEl C83HEjvkm8DRFHcDuQ/viewform

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