南九州市を舞台に、空き家課題と向き合いながら、移住しやすい新しい仕組みづくりを楽しく- conne 事務局 メンバー募集 !!-
求人情報
南九州市の空き家と移住の総合案内所『conne』は、南九州市の空き家と移住の総合案内所として昨年7月に開設され、移住に向けての総合的な相談や実際に定住支援までの総合的なサポート等を目指しています。今回は新メンバー募集(求人募集)をするにあたり、プロジェクトの背景や事務局のメンバー紹介をしたいと思います。

挑戦者とともに地方での多様な暮らし方をデザインする
まずはconne(コンネ)が始まった背景から。事務局を担う株式会社オコソコ(以下:オコソコ)・代表取締役の蔵元恵佑さんに話を聞きました。
2016年に南九州市へ移住してから9年。地域文化の推進とエリア価値の向上を軸にした挑戦を続け、その中でも空き家に着目し「だしとお茶のお店 潮や、」や「ゲストハウスふたつや、」といった事業を立ち上げ、地域課題を価値に変える動きも見せています。
conneもその動きの一つだといいます。通常、移住や新規開業しようと思っても不動産購入は資金面などから難しいため、空き家の賃貸からスタートするパターンが多いのだとか。しかし、南九州市では空き家における賃貸率が6.5%で鹿児島県内ではワースト一位にあたり、それが暮らしの選択肢を狭めているのではないかと蔵元さんは話します。
「選択肢が少なければ、南九州市で暮らしたい人も開業したい人も移住まで結びつくことはできません。conneは“挑戦者と共に0→1をつくる”“地方での多様な暮らし方をデザインする”を軸に立ち上がりました。地方に新しいサービスブランドがあることで都市と地方を繋げ、訪れる場所・過ごす場所をつくっていくことも目的にしています。」

conneの事業内容として以下の4つが挙げられます。
●空き家相談・空き家登録業務
●空き家や移住に関する情報発信
●空き家や移住に関する企画立案
●空き家や移住に関する研究調査
2024年9月にプロジェクトがスタートし、現在は蔵元氏を含む3名で事務局を担っています。
conneの名前の由来は
●鹿児島弁で「おいで」
●英語で「繋ぐ」(connect)
●英語で「共同」(co)
この3つの意味が込められているそうです。
「conneは南九州市内のさまざまな事業者さんや市民の皆さんを巻き込み、地域総力戦で取り組んでいこうという意識で臨んでいます。研究調査を通し、賃貸物件が少ないことがわかってきたからこそ、今僕らがやるべきことが明確になりました。それを行政や地域の皆さんにも共有できるようなったことも含め、やっとスタートラインに立った気持ちです。」


workではなくplayする感覚で臨むからこそ
2023年10月に地域おこし協力隊として南九州市へ移住した鈴木さん。現在は一般社団法人リバーバンク に所属し、地域とコミュニケーションをとりながら「自分が地域で何ができるのか?何を求められているのか?」を模索してきたといいます。昨年、蔵元さんから誘いを受け、conne事務局メンバーとして立ち上げから関わっています。
南九州市に移住してから感じるのは“個々の事業者の行動力の高さ”“挑戦する同世代移住者の多さ”。その背景には、尖った人でも受け入れてくれる土壌が根強いこと、そして、本質的な部分をきちんと見れる人が多いからではないかと話します。
「work(働く)ではなくplay(遊ぶ)している感覚で活動しているからこそ、南九州市での暮らしは居心地良いのかもしれません。さらにいうと、職種や年代など問わず、お互いの挑戦を応援し合える雰囲気が醸成されていることはとても大きいと感じています。」
「conneで僕ができることはクラ(蔵元氏)の考え方と違う視点で切り込んでいくことです。クラは真面目なので(笑)。僕はそこを軽いノリでツッコんで、それが結果として、課題に対して楽しくplayしていけたり、conneとしてできることも広がるのではないかと思っています。」

相手に寄り添い、安心してもらえるようなコミュニケーションを
2024年12月より南九州市へ移住しconne事務局メンバーとして合流した久保摩佑子さん。元々、祖父母が鹿児島出身で、いつかは鹿児島で暮らしてみたいと思っていたのだとか。前職を退職後、ワーホリなどを経て、今後のことを模索していた段階でconneの求人(昨年時のもの)を知り、応募したといいいます。
事務局メンバーとして蔵元さんの背中を追いかけながら業務の流れを把握し、自身も地域に溶け込めるように地域行事に参加するなどして少しずつ知り合いを増やしているそうです。前職では窓口で接客対応をして経験もあり、相手の表情を見ながら「何を求めているのか?」を意識し、コミュニケーションをとっていると話します。
「先日、電話対応をしたお客様から“君の対応はとても丁寧だね”と褒めていただきました。純粋に嬉しかったですし、対面でも電話でも、お客様に安心していただけるようなコミュニケーションが私の強みだなと感じました。」
「実は、私の下の名前には薩摩の“摩”がついています。それは祖父母が鹿児島出身だったからか“薩摩おごじょ(※)のような女性になってほしい”という想いを込めたと聞いています。だから、鹿児島で暮らせて嬉しいですし、もっと力をつけて頼ってくださる誰かに寄り添えるような存在になれたらと思っています。」
(※)鹿児島の女性のこと。優しく、芯のある女性、まっすぐな心を持った女性をイメージされるという。

南九州市を舞台に、空き家の課題と向き合いながら、移住しやすい新しい仕組みを楽しく
2024年度は取材を通し、noteにて南九州市内の事業者の背景などを可視化してきました。さらに、そういった事業者をゲストに招き、空き家の解体や空き家改修の基礎知識を学べるイベントも開催し、来年度以降に向け大きな手応えを感じたと蔵元さんは話します。
「移住して9年経ちますが、当時は南九州市全体で見ると地域の人の顔や情報があまり見えず、困った時に誰にどう頼ればいいかわかりませんでした。時間が経つにつれて、尊敬すべき地域の事業者の皆さんと繋がり、そこを可視化することで、今まで辿り着けなかった情報にアクセスできるようになったのは一つの成果だと思います。」



「自社として宿を運営していることも強みです。宿があることで“相談においで”と気軽に言えますし、僕ら自身が移住者なのでリアルな話を届けられるというのは他の地域との違いだと胸を張って言えます。空き家や移住ではなく、単に遊びに来るところからアプローチできるのも一つの可能性だと感じています。」


今回、2025年4月より業務拡大につき、conne事務局メンバーを1名募集することになりました。
募集詳細は以下(応募フォームはこちら)。
【具体的な仕事内容】
【フルタイム社員】
・電話やメール、PCを使った事務処理対応の業務
・調査や訪問対応業務
・企画立案/運営業務
・情報発信業務
etc..
【こんな方に来てほしい】
・古民家活用や空き家再生に興味がある方
・官民連携に興味がある方
・新規事業を生み出すことに興味がある方
・新しいことに挑戦してみたい方
※未経験でもOKです。在籍しているスタッフもみんな未経験からのスタートでした。
最後に求めている人物像について聞きました。
「conneの仕事は特に都市部で暮らしたことがある、もしくは移住経験がある方には向いていると思います。地方の強み・弱みを俯瞰して見れるのは、今後相談に来る方々にとっても心強いですし。新しい仕組みを考えることになるので、0→1に挑戦してみたい方、大変なことでも楽しみながら挑戦できる方、コミュニケーションが好きな方は大歓迎です。」
屋号 | conne |
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備考 | ●conne note ●問い合わせ先 conne運営事務局(株式会社オコソコ内) E-mail:conne.minamikyushu@gmail.com【蔵元・鈴木・久保】 |