【名古屋市千種区】多様な顔が見える街の拠点に。「クリエイティブガレージ星が丘」
名古屋市内で住みたい街として人気の高い星ヶ丘エリアに、多様な働き方を叶えるためのコワーキングスペース「クリエイティブガレージ星が丘」がオープンしました。運営を行うのは、東京・渋谷区に本社をもつlanitech合同会社。「住宅地のイメージが強い星ヶ丘にコワーキングスペース?」、「渋谷の会社が手がけているのはなぜ?」。そんな興味を抱いて、lanitech 合同会社の代表・西脇靖紘さんに会いに行ってきました。

東京から名古屋へ。星ヶ丘に感じたポテンシャルともどかしさ

名古屋市営地下鉄・星ヶ丘駅から徒歩5分ほどの場所にある星が丘自動車学校のガレージを改装し、2025年1月にオープンした「クリエイティブガレージ星が丘」。24時間営業のコワーキングスペースで、1日利用のドロップインや月額会員、法人会員、法人登記など、多様な利用方法があります。
手がけているのは、lanitech合同会社の代表・西脇靖紘さん。ITコンサルティングや人材育成・能力開発のためのカウンセリング、各種ウェブサービスの企画・運営・管理などを手がけ、「テクノロジーで、持続可能な明るい未来社会をつくる」を企業理念として活動しています。
lanitech合同会社は東京・渋谷に本社があり、西脇さんも東京に住んでいましたが、理想の住環境を求めて2年ほど前に名古屋・星ヶ丘に引っ越してきました。西脇さんが星ヶ丘に住んでみて感じたのは、ポテンシャルの高さ。
「文教地区と言われている通り、若い学生がたくさん集まっていますよね。商業施設も充実していて、自然も豊か。住むには申し分のないエリアだと思いました」。
一方で、もどかしい気持ちも抱いているとか。「すごくいい街なのに、住民同士のつながりや、街をよくするためのプロジェクトなどが、実際はあるのかもしれないですが見えづらいんです。星ヶ丘に住んでいる人の顔が見えてこないし、街の情報発信があまりされていないのはもったいないなと感じました」。
「多様に働く」をコンセプトに、コワーキングオフィスをオープン

「星ヶ丘は可能性があるけれど、まだやれていないことが多いのではないか」。そんな気持ちを抱えていた西脇さんは、星ヶ丘で多様な活動をする人たちとつながっていきました。
そして、星ヶ丘にもっとプロジェクトや企業、優秀なIT人材が集まってくるような仕組みをつくり、街のブランド力や経済力を高めるという「星が丘イノベーションバレー構想」を打ち出し、その第一歩として、コワーキングスペースをつくる計画を固めていきました。
目指すのは、星ヶ丘に「多様に働く人」が集まる風景をつくること。「住環境も商業も自然も揃っている星ヶ丘に足りないのは、『働く(活動する)』というピースではないでしょうか。昔ながらのやり方で『住む』と『働く(活動する)』を分けて暮らしている人が多く、多様性があまりない。星ヶ丘で柔軟に、多様に働く人や、街づくりや趣味の活動などアクティブに活動する人が増えたら、もっと面白くなっていくだろうと思っています」
lanitech合同会社は、星が丘自動車学校の母体である星が丘グループと戦略的パートナーシップを提携。星ヶ丘のさらなる成長や地域の可能性を広がるきっかけとして、「クリエイティブガレージ星が丘」をオープンしました。

3 つの支援で、「多様に働く人」が集まる街の風景をつくる

「クリエイティブガレージ星が丘」は、カフェのようなカジュアルな空間。フリーデスクやパーテーションで仕切られた集中ブース、会議室などがあり、会員は24時間利用可能。
ウォーターサーバーや本格的なコーヒーマシーン、キッチンも備えています。個人でドロップインや月額会員として利用できるほか、法人契約をして支店やサテライトオフィスにしたり、企業や個人のプロジェクトの活動拠点として利用することもできます。



一番の特徴は、「多様に働く」を実現するためのさまざまな支援プログラムがあること。ただのコワーキングスペースではなく、「課題を解決できる人材・企業を育てる場」となるよう、「気軽に学ぶ」「実践に挑戦する」「共創でプロジェクトを進める」という3つの流れを推進します。
具体的には、デジタル実装・共創の入口として、学びの機会を得るドロップインや多くのイベント開催に始まり、学んだことを試し、スキルを磨くための月額利用プラン、企業の課題解決支援、そして、チームで課題解決し社会に価値を生み出す、「共創プロジェクト」を用意していきます。
これらを通じて、この地域の女性や大学生にも積極的に活用をしてもらいたいと考えてます。
「起業支援はlanitechの得意分野ですし、女性向けには、育児や家事の隙間時間、復職といった女性の多様な働き方を支援したいと思っています。星ヶ丘の街づくりに女性の意見をもっと反映していきたいという思いもあります。また、近隣には大学がたくさんありますので、学生支援にも力を入れ、日本全国の優れた企業と学生をマッチングできる場をつくれたらと考えています。いまはオンラインインターンもたくさんありますので、オンラインを活用しながら、『クリエイティブガレージ星が丘』をオフラインの場として使っていただき、学生と企業、双方のサポートを担っていきます」。
多様な人・プロジェクト・コミュニティが集まる共創空間を目指して


2024年12月にはオープン前の内覧会イベントを実施。関係者や星ヶ丘に住む方などで賑わい、「心地いい場所で作業がはかどりそう」「24時間使えるのが便利」といった声が集まりました。今後も認知度向上や利用者の学びの場となるような、さまざまなイベントやプロジェクトを企画し、星ヶ丘で活動する人たちのコミュニティの場、多様な人が集まる拠点となっていきたいと考えています。
「多様な人やプロジェクトが集まる場があれば、知らない人同士がつながり、そこから共創が生まれ、街がよりアクティブになっていく。そんな場所に育てていきたいです。やりたいことはたくさんありますが、いろいろな人に関わって欲しいというのが正直なところです。『クリエイティブガレージ星が丘』のマネージメントをお願いできる方や、ここで何かワクワク楽しいことをしたい方、大歓迎です」
住環境の整った星ヶ丘に、多様に働き、学ぶことができる場所やコンテンツが増えることで、街の価値はますます高まっていくのではないでしょうか。「クリエイティブガレージ星が丘」では、展示会などができるギャラリーのようなスペースも近々オープン予定とか。最新情報は、SNSをぜひチェックしてみてください。また、「クリエイティブガーレジ星が丘」の理念やlanitechの事業内容に興味のある方は、人材募集情報もぜひチェックを!
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