【大阪】ミズベであなたと分かち合いたいこと ミズベリング世界会議 IN OSAKA
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10月9日(金)~11日(日)に堂島リバーフォーラムで開催される「ミズベリング世界会議 IN OSAKA」であなたと分かち合いたい価値観は、水都大阪が歩んできたこれまでを抜きにしては語れない。
もともと江戸時代の大阪には、長堀・京町堀・四ツ橋などの地名に残るように、「天下の台所」にふさわしい物流拠点としての堀川があり、それらが「水の都」を形成していた。
それらが戦後復興や高度経済成長期になると、堀は埋め立てられ、川に背を向けた建築が数多く建てられ、水の都は忘れ去られたかに思われた。
しかしここ10数年で実は大阪の水辺は目覚ましい変貌を遂げている。
たとえば堤防部分に張り出す形で民間が川床を設けた「北浜テラス」、歴史的な橋梁や護岸のライトアップ、川に背を向けるのではなく、むしろ積極的にそちら側を向いてファサードがつくられた商業施設の「中之島バンクス」、後背地の商業エリアを踏まえつつ護岸に幅員を持たせた「とんぼりリバーウォーク」など、ユニークな整備が進められている。
これはまさにミズベ空間のリノベーションだ。
人口減少社会が到来し、これまでのように右肩上がりの財源を税収で確保できない状況にある今、各地方自治体はローコストによる個性化手法として、今ある環境をそのまちならではの風景や営みとして再編集し、より豊かで持続可能な暮らしを表現できるかが求められている。
だからこそミズベ空間においても、行政が一元的に管理するのではなく、地元のまちづくり団体やNPO組織、民間事業者などが占用主体となり、時には民間が投資を行いながら、その場所でしか体験できない空間やサービスを提供し、そこから得られた収入をさらにミズベへ再投資して、魅力をより高めていくような仕組みが大事だ。
言い換えるとすれば、ミズベの新しいかたちでのエリアマネジメント。
この仕組みは、何も都心部のミズベに限ったものでなく、郊外や地方においても同様で、例えばスポーツやアウトドア体験を柱にして事業の設計・展開を行うことなどで、落とし込んでいくことは可能だ。
またこうした民間に開いていくような仕組みは、ミズベだけでなく、行政が管理する道路や広場など、あらゆる公共空間でこれから求められてくることだろう。
ざっとここまで水都大阪の変貌や、将来を見据えての仕組みづくりの必要性についてお話したが、「ミズベリング世界会議 in OSAKA」では、これらの話を、時には専門的に、ある時は面白おかしく、そしてまたある時は真剣勝負!で語り、来場者には無料で聞いて頂ける。また交流の機会となるパーティー(有料)や、さらに水都大阪を実際に体感できるプログラムも多数用意している。
今回のゲストである、サンアントニオ(アメリカ・テキサス州)、バンコク、パリの海外パネリストからの最新ミズベ情報や、国内外の“トップ・ミズベラー”によるミズベワークショップで披露される体験談の数々、大阪府立大学観光産業戦略研究所・橋爪紳也所長によるミズベを活かした観光戦略の話、大学生によるミズベ提案など、聞きどころ満載!
是非とも「ミズベリング世界会議 in OSAKA」にお越し頂き、これからのミズベを一緒に考えてみませんか?
日時 | ■10月9日(金) 21:30~23:00 ウェルカムナイトパーティー(2000円)
■10月10日(土) 16:00~18:00 ミズベラバーズパーティーin水都大阪(3500円)
■10月11日(日) 10:00~12:00 関西の大学生によるミズベ提案(参加自由) |
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URL | 詳細・問い合わせ・申込み先は下記からお願いします。 |
会場 | 堂島リバーフォーラム(メイン会場) |
住所 | 〒553-0003 大阪市福島区福島1-1-17 |
TEL | 06-6341-0115 |
公共交通 | JR東西線「新福島」、阪神本線「阪神福島」、京阪中之島線「中之島」各駅から徒歩 約5分 |
駐車場 | 施設に駐車場はございません。 |