reallocal » 車で巡る、私の霧島案内 鹿児島
車で巡る、私の霧島案内

嘉例川駅/のんき食堂/天降川の鮎釣り/霧島神水峡 ほか

霧島イメージ
何よりまず旅の始めに、霧島の空気、空の広さを体感してください

鹿児島県霧島市。海・川・山と三拍子そろった大自然の中ゆっくりと時間の流れる場所です。古くからの温泉街が残る落ち着いた雰囲気の土地でありながら、車を少し走らせれば大型スーパー、ホームセンター、病院など生活に必要な場所はすべて揃っていて暮らしやすい場所です。観光だけでなく、移住人気も高い土地です。 鹿児島市内まで電車で40分~60分のアクセス。鹿児島ローカルの人から見たら少し遠いかもしれませんが、霧島→鹿児島へのJR日豊本線は海沿いを走るルート。噴火する桜島を眺めながら通勤できるなんて、世界広しといえども鹿児島だけですね。

霧島在住の私は、平日に鹿児島市内で仕事をして、霧島には帰って寝るだけの生活ですが、週末に霧島で気持よく過ごすのが何よりの楽しみです。鹿児島県のキャッチコピーをご存知ですか。「本物。鹿児島。」霧島はまさにその通りの場所です。火山活動が生み出した独自の山肌の風景や植生、そして湧き出る温泉は、生きた大地のエネルギーを感じます。いつも原始的な大自然の雄大さには圧倒されるばかりです。

霧島の旅は車が必須です。空港付近でレンタカーを借りるのがおススメです。車を借りたら、手始めに「嘉例川(かれいがわ)駅」に行ってみましょう。空港から車でわずか10分です。

■嘉例川駅の木造駅舎

01e3fb0635af4e64a2d40fb7406dab594a8110ef34
kareigawastation明治時代のままの姿を残す嘉例川駅。駅舎は地元のボランティアによって綺麗に清掃されている

嘉例川の駅舎は明治36年(1903年)1月15日に開業しました。築100年を越えるレトロな味わいで、鹿児島県内にある駅舎としては最古の存在です。現在は無人駅になっているので、静かな時間を楽しめます。待合室に座ってくつろぐもよし、周辺を散歩するもよし。
映画の舞台になりそうな味わいのある駅舎です。ホームから線路を眺めていると、ここで人を見送ったり、迎えたり、霧島で暮らす人々の様々な生活があったのだろうなという気持ちになります。

kareigawapark
向かいには公園があります。とぼけた顔の遊具がかわいい

住所:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2176

午前中の便で鹿児島に到着した方は、そろそろお腹がすいてくるのではないでしょうか。嘉例川駅から車でわずか5分のところに昔ながらの湯治場が並ぶ温泉街があり、そこに地元で40年以上親しまれて続いている食堂があります。

■のんき食堂

nonnki
おススメは何といってもアユ塩焼き定食。天然のアユが3匹も付いてきます

シーズン中はアユ釣りでにぎわう天降川のほとりにあります。
80代のご夫婦が営業されていて、お店で提供されるアユやカニはご主人自ら天降川で獲ってきています。子どもの頃から天降川を遊び場にしていたからこそ、罠を仕掛ける場所や釣れるタイミングを熟知しているのだそう。

お店に入って店主ご夫婦の顔を見ると、田舎の親戚の家に来たようなほっとする気持ちになります。観光客向けのお店とは少し違う、湯治客や地元の人、現場作業に来た大工さんなど幅広いお客さんに愛されているお店。少し日焼けしたメニューの張り紙や、「好きに食べていいからね」とテーブルに置かれた黒砂糖。ちょっとしたディテールが素朴で温かい雰囲気をつくり出しています。
初めて訪れたときは、手作りの紫蘇ジュースを出してもてなしてくれました。先日は、アユの塩辛というものを初めて食べることができました。オスの白子とメスの卵を混ぜて作るのだそう。居心地が良くていつも長居してしまいます。

「野菜はここらにいっぱいあるから」と野菜がたっぷり入ったみそ汁に、漬物はすべて手作り。特筆すべきはアユの塩焼きの美味しさ。綺麗な川で育った新鮮なアユだからこその、さわやかな香りとクセのない白身の味は格別です。

用があるときはお店を閉めていることもあるので、事前に確認してから行った方がよいです。

住所:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4386
電話:0995-77-2236
営業時間:10:00~15:00
定休日:不定休

のんき食堂は天降川のほとりにあります。天降川は釣り人の間でひそかな人気スポットです。

■天降川の鮎釣り

fishing
川の中に入って釣りをするため、アユ釣りには専用の装備が必要になる

天降川では毎年6月1日の解禁日から11月位まで、アユ釣りを楽しむことができます。つり券は天降川漁業組合の他、のんき食堂でも買い求めることができます。年間を通してのつり券でお値段なんと500円。上手な人は一日20~30匹釣れることもざらにあるそうなので、すぐ元が取れますね。シーズン中は宮崎や熊本からも釣り客が訪れます。

天降川に腰まで浸かり、川のせせらぎを聞きながらする釣りは贅沢な時間の過ごし方だなと思いました。川の中で冷えたら、帰りは温泉に入って帰る。完璧です。

問い合わせ先:日当山天降川漁業協同組合
電話番号:0995-42-6063
定休日:土、日、祝日
料金:釣り券(年間)500円、投網券(年間)1,000円 1日券はありません。

霧島神宮への参詣はメジャーなので、ここでは特に言及しませんが、その周辺にもたくさんの見所があります。私がおススメしたいのは霧島神水峡です。霧島ならではの風景が楽しめるからです。

■霧島神水峡

sinsuikyo4
shinsuikyou大自然が生んだダイナミックな造形を楽しめる。遊歩道が整備され、歩きやすくなった

霧島神宮近くにある霧島市観光案内所から、歩いて霧島川沿いを周るコース。全長1.8kmの遊歩道が設定してあり、歩きやすく整備されています。
火山の噴火によって形成された美しい景観が魅力。788年の御鉢火山の噴火で流れてきた溶岩が冷え固まってできた柱状節理(ちゅうじょうせつり)など、霧島の火山の力強さを体感できる風景です。

霧島地域の豊かな自然は火山があってこそです。警戒警報が出ることもあり、火山は人間にとって脅威ですが、その火山のエネルギーのおかげで豊かな温泉があり、独自の植生が生まれ、美しい景観がつくられる。雄大な大地に生かされている。当たり前だけど普段は忘れてしまっている大切なことを、山道を歩いていると思い出させてくれます。

住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3878-114(住所はコースのスタート位置となる霧島市観光案内所)

1.8キロのコースは結構歩きますね。汗をかいて、脚も疲れてくる頃ではないでしょうか。というわけで、最後は温泉でゆったり一日の疲れを流しましょう。

■「湯之谷山荘」

湯之谷山荘
露天岩風呂からの眺めは最高です

1940年(昭和15年)開業の湯治場。霧島神宮から車で5分程度の場所にあります。国道から細い山道に入り、400メートル登ったところにあるひっそりとした秘境温泉。木漏れ日の中静かな山道を登っていくのは、ちょっとした冒険気分でワクワクします。

源泉かけ流しの硫黄温泉で、総湧出量は480L/分と、お湯が豊富に流れています。レトロな味わいのある内風呂は温泉ファンの間で絶大な人気を誇ります。熱い、冷たい、その中間の3種類のお風呂があるので、交互に入っていると、気がつけば1時間経っているなんてことも。

住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970
電話:0995-78-2852
営業時間:10:00~15:00
定休日:月の始めの平日
立ち寄り湯料金:500円(露天風呂利用の場合別途1000円)

最後に、霧島に来たらぜひ立ち寄ってもらいたいお店。美味しい霧島のお茶を飲んで、くつろげる場所があります。福岡でデザイナーをされていたご夫婦が営んでいるので、独自の目線でセレクトされたセンスのいい霧島土産を買うことができます。

■きりん商店

きりん1
kirinshouten2どんな忙しいときに伺っても、必ずお茶を一杯入れてくれます。(写真上 撮影=杉川真弓)

お茶を中心とした、霧島のお土産物を扱うセレクト物産店。お店の前にある金木犀の木がトレードマークのこのお店。秋の満開の時期の美しさは圧巻です。火鉢を出して、お店にあるパンや椎茸などの商品を自由に炙れるようにしたり、石臼での抹茶引きも体験できるなど、お客さんに楽しんでもらうための店主ご夫婦の心遣いを感じます。(石臼体験は要予約)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

URL:https://www.facebook.com/kirinsyouten/
住所:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田1424-2
電話: 0995-76-1355
営業時間:10:00-17:00
定休日:火曜日(水・木は不定休での営業ですので電話でお問い合わせください)

霧島は手つかずの自然や、昔ながらの湯治場がたくさん残っている土地。まだまだ見所が沢山あります。一度行ってみたら、何度も通いたくなってしまうかも。
みなさんも自分ならではのお気に入りを発掘してみてください!

 

―鹿児島R不動産より、霧島に住む&働くならこんな物件― (2015.12.8時点)
ゆっくり過ごす森ライフ<SALE>
あります、温泉。<SALE>
大自然の温泉暮らし<SALE>

【real local 関連記事】:
鹿児島ガイド(1)車で巡る、鹿児島市街地<冬編>。

map