気鋭の和食店の“セッション”に参加しませんか。
「酒屋 彌三郎」で料理人・ホールスタッフ募集
※終了しました。
老舗料亭が居並ぶ美食の街・金沢にあって、若々しい光を放つ気鋭の和食店がある。2014年に金沢市本多町で暖簾を上げた「酒屋 彌三郎」。現在料理人とホールスタッフを募集している。
金沢21世紀美術館や兼六園にもほど近い路地裏に、そのお店はひっそりと佇む。約90年前に建てられた町家を改装した店舗に、パリッと清潔な白い暖簾があがり、「酒屋 彌三郎」の文字が。
「実家が酒の卸業をやっていたので『酒屋』が屋号だったんです。ちなみに『彌三郎』というのはひいおじいさんの名前。僕がお酒好きなのも、その影響かもしれません。笑」
酒屋の血を受け継ぐ店主・荒木和男さん。奥様もワインアドバイザーの資格を持っており、夫婦揃って大のお酒好き。だからだろうか、彌三郎のお品書きは、どれもお酒がぐいぐい進む。平日であっても仕事上がりの人々が、彌三郎の暖簾に次々と吸い込まれていくのはそのためだろう。
和食とワインのマリアージュも積極的に提案しており、特に自然派ワインにこだわっている。「自然派ワインには、だしのような旨みやフレーバーがあって、和食とより合わせやすいと思うんです」
荒木さんは金沢市出身。東京で10年、下北沢や銀座の和食店で料理人として腕を磨いた後、一昨年金沢に戻ってきて同店を開いた。
「ありがたいことにお客様にも可愛がっていただき、東京での日々もとても充実していました。けれど、いざ自分の店を持とうと考えたとき、東京でやる意味が見いだせなかったんですね。そこで初心に帰って、金沢で店を出そうと決心した瞬間、不思議といろんなシーンが浮かんできました。金沢は古くからの良いものが今も息づく街。この町家もそうですし、器ひとつとっても同様です。一度金沢を離れたからこそ気付けた金沢の素晴らしさを、料理というかたちで伝えていけたら」
彌三郎はカジュアルでありながら、「居酒屋」ではなく「和食店」という呼び方が相応しい。供される料理には四季折々の食材を活かす、きめ細やかな仕事がなされており、お酒は進めど、どれも極めて繊細な味わいなのだ。
「実はうちの店はBGMをかけていないんです。包丁の音や、炒めものや揚げものの音——、料理が出来上がっていく『音』も、食事の一要素として楽しんでいただけたら」
カウンターの目の前で繰り広げられ調理の光景にはライブ感があり、まるで手際の良い料理人たちが奏でるジャズセッションのようだ。またその合間に実にさりげなく、料理人達がお客様に話しかけている。
「ただ単に『喋る』ためにお話ししているわけではなく、お客様が求めていらっしゃるサービスを提供するために必要な情報を、会話から読んでいます。たとえ常連さんであっても、その日によってお好みもシチュエーションも異なりますから」
そんな彌三郎が求める人材とは、どんな人なのだろうか。
「食事は、料理自体はもちろん、お酒や器、サービスを含めてトータルに愉しんでいただくもの。だからこそスタッフとなっていただく方は、サービス業が好きな方だと嬉しいですね」
堅苦しくないのに折り目正しく、カジュアルでありながら本流。金沢の和食業界の座標軸に、またひとつ新しい点を打った「酒屋 彌三郎」。ここで働くということは、和食の基本はもちろん、新しい感覚を体得していくことを意味する。金沢の「今」を感じられる和食店、私自身いちファンとして、素敵なスタッフが入ってくれることを切に願っている。
社名/屋号 | 酒屋 彌三郎 (さかや やさぶろう) |
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募集職種 | 料理人、ホールスタッフ |
雇用/契約形態 | 正社員 |
給与/報酬 | 月給180,000円~ (試用期間1カ月あり) |
待遇 | 社会保険完備、食事付き、制服貸与、車通勤可、社員研修あり |
仕事内容 | 調理業務、店内業務全般 |
勤務地 | 石川県金沢市本多町3-10-27 |
勤務時間 | 12:00~24:00(休憩あり) |
休日休暇 | 毎週日曜、その他不定休。 (お盆、正月、GWも休みあり) |
求める人物像 | 未経験者歓迎 ※ただし、社会人経験のある方 サービス業が好きな人。 |
採用予定人数 | 2名 |
選考プロセス | 電話にてお問い合わせください。その後面談させていただきます。(担当:荒木) TEL/076-282-9116 *電話の場合は12:00~17:00の時間帯にご連絡ください。 |