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DIYチャレンジャーの事例集サイト、はじまりました

神戸市空き家活用事業支援サイト「みんなでつくろう」

2016.05.06
DIYチャレンジャーの事例集サイト、はじまりました
「みんなでつくろう〜空いている家をリノベして、神戸のまちを自由に楽しく〜」ウェブサイトのトップページ。

神戸市開設の空き家活用事業支援サイト「みんなでつくろう」がスタートしました。神戸で活動するDIYチャレンジャーの方々の体験談がまとめられたサイトです。

「神戸市内に空家?」というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、日本全国の他の街と同様に築年数が古い団地や長屋などの空家が増え始め、社会問題化しています。

しかし神戸市内の一部のエリアの空家は、交通の便も少しの我慢をすれば悪くはなく、その上、場所によっては海が見える場所、山を望む場所にあって、古い家・建物ならではの趣きがあるものも数多く残っています。このサイトではそこに目をつけて自らDIYして自分たち流に住み処や事業所をつくっているチャレンジャーの方々が紹介されています。

DIYチャレンジャーの事例集サイト、はじまりました
神戸R不動産スタッフ・西村の家。もともとはボロボロの家だったがDIYして住めるようにした。

空家の活用において重要なのは、空家を使えるようにするためにどれだけお金をかけるかということ。すべてを施工会社に依頼していたら間違いなく収支が合わない。でもプロの助けを借りながら、自らつくる部分も織り交ぜつつ、仲間にも助けてもらって仕上げる、そうすれば十分に成り立つ事例が多々有ります。神戸は、賃貸市場的にも物件を直せば住む人がいる市場だし、物件が安いからのんびりつくれるという側面もあり、実はバランスが良いということも言えます。

神戸市役所でも空家のオーナーへの活用の呼びかけや、ユーザー側へのDIY・リノベーションへの啓蒙などを積極的にその利活用の後押しを行っています。

DIYチャレンジャーの事例集サイト、はじまりました
こんな感じに山を望むことのできる絶景の団地も。まだまだ使える建物がたくさん残されています。

サイトの大きな特徴として、神戸市内の「つくる人」と「ビフォーアフター」の紹介記事があります。

・サイト内で紹介されている「つくる人」はプロアマ問わずまわりを巻き込みながら、DIY活動をしている人たちです。どのような考えでつくったのか、背景、掛かったコストまで参考に語られています。空家DIYに興味がある人であれば、「つくる人」たちに連絡して相談してみるのもひとつの手です。

・「ビフォーアフター」の記事では時系列で作業の様子が紹介されており、おおまかではありますが、どういった順番で作業が進んでいくのかが分かります。

・DIYイベントの情報も今後サイトで掲載予定。実際にイベントに参加して体感度を上げてみてはいかがでしょう。

戸建やボロボロのアパート、ビル、団地などのリノベーションやDIYの過程が垣間見れることで、知らなかった部分がわかり、周囲の協力に助けてもらうことで「あ、自分にもできるかも?」と、妄想が少し現実味を帯びてくるのではないでしょうか?

神戸に拠点を移し空家を使ってリノベーション事業を興してみては?場所と建物によっては十分に可能性ありだと思います。

屋号

「みんなでつくろう」

URL

http://www.tsukuro.org/

備考

神戸市空き家活用事業支援サイト