湘南発のリラックスウェア「SCRIPT」
株式会社Brand new day
コンセプトは『自分時間に着るリラックスウェア』
自分時間とは、本を読んだり、カフェでまったりしたり。
仕事ではないけれども、自分の為の”オン”の時間のこと。
「SCRIPT」のデザイナーであり、株式会社Brand new day の代表である伊原さんは、リラックスウェアをやるなら海沿いから発信したい。と海の近くに引っ越してきたそうだ。
そしてこの土地に来て暮らしはじめてから、「SCRIPT」は生まれた。
しかしこの「SCRIPT」。ただのリラックスウェアブランドではない。
目を見張るほど精力的にフェスに出展したり、「土染めTシャツ」のワークショップを開催している。
逗子海岸の海の家最終日の8/31 逗子海岸でワークショップが開催されていたのでお邪魔してきた。
オーガニックコットンでできたTシャツを、オーガニックの土染めの染料で好きな色に染めていく。
”ベンガラ染め”という方法だそう。
この土染めの染料で染めると、天然染料として一般的な草木染めより日光に強く、ほとんど退色はない。染めた後1回目は余分な染料も残っているため他と分けて洗濯する必要があるが、その後は色落ちの心配はしなくていい。
そして染料の色も天日に干すだけでほぼ定着する。
まさにワークショップ向きともいえる。
はじめはオーガニックコットンでTシャツ作りをしたいと思っていたという伊原氏。
しかしせっかくオーガニックコットンを使うのに、染料に科学薬品を使うのもどうだろう…
と思っていたところに、縁あってこの土染めの染料を作っている会社と出会ったそう。
伊原氏がオーガニックコットンにこだわるのは、コットンの生産地の環境の問題があるという。
「農薬を大量に使うのは、もちろん生産者の体にも悪いし、生産地によっては人の寿命が短い地域もある。貧しい地域では子供も働いているところもあり、その環境を少しでも改善する為にオーガニックコットンを世に広げていかないといけない。」
しかしセレクトショップにオーガニックコットンの製品を並べたところで、店員が生産者のことを紹介することはないだろう。ならば直接お客さんと会ってしゃべれる機会を作るしかないと考えた結果、フェスに参加したり、ワークショップを開催することを思いついたという。
「大量生産、大量消費のものづくりに先は無いと思った。」
伊原氏は、元は東京・中目黒でアパレルショップの企画製産の仕事をしていた。
安く作る為に海外の工場で大量に商品を作る。そして大量に捨てられる。
資源は限られているのに、どんどん使ってもなくなるし、ゴミは増えるいっぽう。
そういう服の作り方はよくない。
良いモノは長く、長持ちさせて使う。
「SCRIPT」はmade in japanにもこだわる。
日本の工場もたくさんつぶれて、服が作れる場所も少ないが、それを”守る”ことも必要だし、”質の良いモノ”を作りたい。
「SCRIPT」はすべての製品が、オーガニックコットンや土染めで作られているわけではない。
オーガニックでないコットンで作った服でも着た人にはそんなに害があるわけでもないし、やはり全部をいきなりオーガニックにするのは難しい。
だからと言って何もしないと何も変わらないし、やれることからやる。
「オーガニックコットンを広める活動をしなきゃ。」
力強く伊原氏は語ってくれた。
「リラックスウェアを着て、素敵な時間をお過ごしください」
人にも環境にも良い本当に”いいモノ”、着てみませんか?
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住所 | 神奈川県逗子市新宿2丁目9番24号 |
備考 | 購入方法: HPにあるオンラインショップ、鎌倉と葉山のセレクトショップ、逗子駅前のSUECCO CAFEで購入することができる。 |