SUN.DAYS.FOOD「カッコつけるとこっぱずかしい、いい意味で裏切りたい」

一筋縄ではいかないロードサイドのOKONOMIYAKIYA from KOBE

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店内にて。ご店主

清里に向かう国道141号線を走っていると手描きの看板が視界に入る。少し前から気になっていた。ヘタウマな字体は店主の大給(だいきゅう)さん自身の作だ。アプローチの先にある店の入口にも同じく手描きで「おこのみ焼」と味のある文字板が立てかけてある。

 

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味のある文字が印象にのこる

しかし、この看板は逆の意味でトラップなのかもしれない。交通量の多い幹線道路沿いの手描き看板、しかも「おこのみ焼」という文字、砂利の駐車場、街道沿いの個人が経営している定食屋さん的な景色だ。このイメージそのままで店に突入するともちろん裏切られる。

「普通のおこのみ焼屋だと思って入ってきたお客さんを、いい意味で裏切りたいんですわ。それにカッコつけるとこっぱずかしいじゃないですか」関西弁で語る店主の大給さんは独特の表現で思いを語った。

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モダンな外観

ただ、実際の店は勾配の緩い方流れ屋根が架かった平家で、木質系の仕上げがモダンな印象の建物である。それに外に開いた大きなFIX窓からは、すっきりとした内装や家具、天井から吊り下げられた照明がちらりと見えてただ者ではない雰囲気は相当に醸し出されている。

店内に入ると、お好み焼き屋さん特有の油の匂いや鉄板やソース類は見当たらない。次々と期待が裏切られていく。メニュー自体は一見そこまで変哲はない。ところが実際に提供される品々は、フレンチのような前菜やスイーツ、ビオロジック(自然派)にこだわったワインや日本酒のセレクト、もちろんお好み焼きのクォリティの高さ、裏切られた感は少しずつ驚きに変わっていく。

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提供されるワインたち

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クオリティの高さに、抱いていたイメージがくつがえされる

店主の大給さん一家は神戸から移住してきた。移住先をエリア探しから始めたわけではなくて、ある清里の保育園の存在がここへの移住の理由だ。奥様が見つけ、神戸での仕事を辞めてここにやってきた。二人の子供のためとは言えもの凄い決断力とスピードだ。

元々、神戸で、お好み焼きとワインのお店をやっていたご主人。ここでたまたま出会った物件で店を始める決断ももちろん早かった。予算にも限りがあり、すでにあった店にカウンターを付けて、自宅から家具を持ち込んで、塗装をして、アプローチを作り、店主テイストの空間をできるだけ自ら作り上げた。

そして、店の名前の「SUN.DAYS.FOOD」は、最初の三文字は奥様とお子様の頭文字で、家族が食べている「日々」の「ご飯」を提供したいという思いから名付けたと言う。

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黙々と。仕込みの手は止めない

「作りたいものを作っているんです」と大給さんは言う。例えば、店で出しているソーセージやカンパーニュ、ブリュレやチョコレートのムース、チーズケーキもすべて手作りだ。「本当は接客よりもこもって作るのが好きなんやけどな」と手を動かしながら照れくさそうにご主人は語ってくれた。

「前の車がゆっくり走っていても焦らなくなりました。神戸ではなんであんなに急いでいたんやろ、そしてここのお客さんは優しい」大給さんの感想だ。

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店内には、ここにしかない空気が漂っている

「みんなでのんびりとおいしいものを楽しんで欲しい」そんな店主の思いがカタチになった141号線沿いの「SUN.DAYS.FOOD」、わざわざでも行きたい店です。

名称

SUN.DAYS.FOOD

業種

Okonomiyaki

URL

http://sundaysfood.jimdo.com

住所

北杜市高根町村山東割2309-13

TEL

090-9711-1099

営業時間

11:30~21:00(L.O 20:00)

定休日

月曜日

アクセス

長坂ICから車で15分

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