地方を目指すのは、料理人のDNA!?
金沢イタリアンの雄で働きませんか
※終了しました。
お鮨に加賀料理、和食のお膝元・金沢で、全国からお客がやってくるイタリア料理店があります。イタリア語で“海賊”という意味の「Corsaro」という店名は、魚介を得意とし、素材の力強さが迫り来るような同店の料理を象徴するかのよう。
オーナーシェフである金山さんは東京でイタリアンの修業を始め、イタリア政府公認のイタリアンレストラン「ラ・ビスボッチャ」で3年間腕を磨いた後、本場イタリアはシチリアへと渡ります。言葉も通じず、当初は給料ももらえない中、朝から晩まで、文字通り寝る間も惜しんでシェフに仕えるハードな日々。けれど、そこで小手先が通用しない本場の味というものを叩き込まれます。また、シチリアでは暮らしの中にレストランがあり、そこで人々が食の喜び、人生の素晴らしさを謳歌する姿がありました。そこで学んだ料理の力強さとイタリアの気質が、金山さんの料理人としての骨格をつくっています。
いよいよ日本に戻ることになったとき、金山さんは東京ではなく、石川で店を出すことを選びました。「料理人を突き詰めていったら、やっぱり食材に行き着く。地方の食材をいかして美味しい料理を作りたいと思うのは、もはや料理人のDNAやね。金沢は食材の宝庫、料理人にとっては最高のステージだと思うよ」。さらに、お店から徒歩1分の距離には“金沢の台所”といわれる「近江町市場」があります。毎日金沢近海であがったばかりの鮮魚が並び、それはプロをも唸らせる品揃え。金山さんも「近江町市場は、俺の冷蔵庫やね」と自慢げです。
これだけ素晴らしい食材が揃う金沢ですが、金山さんはあるルールを自分に課していると言います。それは「イタリアンにすることで、その食材が“和”を超えたときだけメニューに加える」というもの。冬の日本海の王様・寒ブリも「わさび醤油で食べた方が旨いから」と、未だにメニューとして出したことがないのだとか。そこには食材の豊かさに決して甘えない、イタリア料理への真摯な姿勢がうかがえます。
普段はまさに“イタリア―ノ”な明るい金山シェフも、料理となると人が変わったように厳しく、その眼差しは真剣そのもの。食材の宝庫・金沢で、本場のイタリアンを学びたい、そんな意欲とガッツのある方は、是非お電話下さい。