北九州名物!?ド派手な成人式がやってきます!
〜その裏にある衝撃の真実を皆さんは知ってますか?〜
新成人を祝福する行事として全国各地の自治体が実施する成人式のシーズンがやってきます。
グーグル先生に「成人式」「北九州」という2つのキーワードを投げかけると最初に紹介されるのが、このNAVERまとめサイト。 タイトルはズバリ「修羅の国2016 北九州市成人式が今年もすごい!!」
住んでる側からすると、修羅の国ってどんなイメージやねんと、ツッコミを入れたくなりそうですが、実はそんなに気にしてなかったりもします。個人的にはw
先ほどのまとめサイトを見る限りは、なかなかのヤンチャっぷりですよね。 ただ、成人式の日のニュースでよく批判の的になってるのは、野次等で式典を荒らされたり、まちで暴動がおこったり、といった内容です。しかも、他都市の話。北九州の場合、このド派手な見た目に注目が集まっているだけなのに、イメージの中で勝手にリンクされているんです。 今年成人式に参加したうちの学生に話を聞いてみたのですが、実際、彼らのほとんどは式典会場には入ってこず、出身の中学校単位で会場前に集合して盛り上がっているだけ、とのことでした。
つまり、彼らは一生に一度の晴れ舞台に精一杯傾くことによって、全力で喜びを表現しているのだと言えます。もちろん賛否両論あるとは思いますが、これこそが北九州の気質なのかも、と妙に納得したりもします。
という感じなのですが、素朴な疑問として、あのド派手な衣装を彼らはどこで手に入れているのか気になりませんか?そのルーツについては、こんなブログもあるので参考までにご覧下さい。このブログによると、彼らが着用している衣装は、高いものだと100万円を超えるようです。しかも、そのほとんどはデザインオーダーでレンタル。つまり、一度着るためだけに作ってもらってるということです。しかも、それに応えられるお店が北九州にはあるってことです。超ピンポイントな商売ですが、リノベーションスクールを経験したことのある人なら誰もが知っている「あなたでなければ、ここでなければ、いまでなければ」という名台詞を連想したりもします。
最後に、個人的に注目しているポイント (元ネタは、2年くらい前に見たローカル番組での話。)について。 彼らは地元の先輩たちの成人式での晴れ姿に憧れ、中学を卒業後、働きながら、もしくは高校に通いながらバイトして、この日のためにコツコツとお金を貯め、そのお金で1日限りの高価な衣装をレンタルしてるそうです。大人として独り立ちする自分のためだから、親には頼りたくないという理由で。 スゴイっす。 もちろん全員がそうというわけではないと思いますが、そんな話を聞いたら見方変わりますよね。 そしてカッコいい。
これが、知られざる真実です。
そして、これが北九州らしさだと思います。