【レポート】「次代の”あたりまえ”な働き方研究所」企業訪問ツアー(後編)
未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト「make.f」
「ジャパンポリマーク」では、誰もが見覚えのあるサッカーのユニフォーム、世界的に有名なアパレルブランドロゴマークの「熱転写ラベル」を製造しており、その他にも機能性商品の企画開発も行っています。
「熱転写ラベル」という専門的な技術に特化し、いわゆるニッチビジネスを着実に成長展開するジャパンポリマーク。ショールームには、見たことのあるブランドロゴやデザインの製品が並び、「このロゴやサッカーの番号もここで作られたの!?」と参加者は驚いていました。
代表取締役の久保さんは、「これまでは、最終製品の黒子に徹することを考えてきましたが、それでは良い人材が欲しくても響かない。レベルの高い『熱転写技術』をもっと前面に出して、新しい人材を育成しながら世界も目指していきたい」と意気込みます。
また、海外はもちろん内側にも目を向けており、「福井の中でもしっかり認知度を高めて、地域貢献もしていきたい。」と、地元の野球チームやサッカーチームのユニフォームを支援するなどしています。
「うちの会社は飲み会が多いんですよ。社長も一緒に参加することも多いです(笑)」と話すのは、Uターン者で営業部係長の山本さん。
工場見学の際も、社員さんからのあいさつが行き届き、新卒採用者の離職率が低いのも、久保社長の控えめながらも前向きで世話好きな人柄が、働きやすい社風を生んでいるのかもしれないと感じました。
「福井は何もないと思っていたが、今日参加してアツい人がたくさんいるということがわかって良かった。福井の魅力を感じることができたし、もっと知りたいと思った」。
「東京にいると、稼ぐお金も多いけど出ていくお金も多い。人生の豊かさを考えた時、『仕事<家族』なのかもしれないと感じた。自分の人生を見つめ直す良いキッカケになった」
「東京に面白さを求めて住んではみたものの、自分を満たすものにはそこにはなく、つまらないと思っていることに気がついた。今日参加したことをキッカケに、人生のヒントが得られたように思う」
「日本一しあわせな福井の“しあわせ”って何だろう?と考えていたが、それって言語化するのが難しいことだと思う。皆さんと交流してなんとなく感じられた気がします」
などなど有意義な時間を過ごせた様子。これからのキャリアにしっかりと“福井という場所”を刻んでくれたようです。
「はたらく」ことは「いきる」こと。
福井の「はたらく」に触れて、リアルな福井時間と熱い信念をもった「あたりまえ」な仕事の向き合い方を感じてもらえたはず。
さらに、これから顔の見える交流が深まって、福井のきっかけに新しい一歩を踏み出すきっかけになってもらえればと願うばかりです。
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主催 | 主宰: 福井市「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト:make.f 」 |