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モノを持たない店主の生活道具店

niguramu

富山県高岡市出身の方が高岡市に続いてオープンさせた金沢のお店。

「せせらぎ通り」という商店街の端っこ、さらにちょっと外れにある生活道具店「niguramu(ニグラム)」。

民家と見まごう佇まい。しいて目印を述べるなら、錆びた赤茶のトタン壁と、控えめにあがる真鍮の看板だろうか。

モノを持たない店主の生活道具店
「niguramu」の外観。
モノを持たない店主の生活道具店
控えめに取り付けられた真鍮の看板。

オープンしたのは2014年の3月。店舗となっている建物は製本所を兼ねていた民家で、店主自ら歩いて見つけた物件だそう。 味のある梁や柱はそのまま生かし、最小限の解体と改修で、店舗をオープンさせた。

モノを持たない店主の生活道具店
店内の様子。商品は店主自ら使っているものも多い。
モノを持たない店主の生活道具店
店主の辻喜代司さん。富山県高岡市出身。実家が鉄工所で、自身も職人として働いていた。2010年より高岡市で「niguramu」を構え(現在はオンラインのみ)、金沢は2店舗目。
モノを持たない店主の生活道具店
店内のつくり棚や、階段など、自身で制作した什器もある。

「雑貨屋」や「セレクトショップ」ではなく、「生活道具店」として紹介した理由は、そのラインナップの骨太さにある。汁碗やまな板、包丁に土鍋、陶器、ヤカンなど、機能重視のプロダクト中心。日本製や日本人デザイナーのものが多いが、特にジャパンメイドにこだわっているわけではなく、破損や不備があったとき、要望や意見があるとき、「声の届く範囲」を守りたいから。

モノを持たない店主の生活道具店
特に表記もなく、メーカーに特注したniguramuオリジナル商品がさりげなく混ざっていたりする。

「僕自身、ほとんど買い物をしませんし、モノってそんなに持たなくてもいいと思っているんです」と淡々と語る辻さん。店舗は住宅を兼ねているので、キッチンを見せてもらったが、潔いくらいモノがない。

時には「お手持ちのものでも、研げば大丈夫だから」と言って、お客さんに購入を考え直させることも。ショップの主として、一見矛盾しているようにも感じるが、その根底には、「たくさんは持てないからこそ、売るならずっと使える良いものだけを」という信念と責任感を感じる。

モノを持たない店主の生活道具店
鮮やかな色彩の絵付けが特徴とされる九谷焼。このラインナップは九谷焼窯元では定番の型をあえて無地にした「KATAKUTANI」。

商売っ気のない辻さんだが、ショップの売り上げの9割はオンラインショップだという。今の時代、実店舗とネットショップの関係が逆転して、むしろ実店舗はネットのアンテナショップ、もしくは展示場のような位置づけに変化しつつあるのかもしれない。

「たぶん、場所ってあんまりもう関係ないんだと思います」。現在は英語版のオンラインショップも計画中だとか。モノを買わない時代の、売らないショップのミニマムな在り方。

金沢でお店を始めたいと考えている方、移住や転勤などで新生活を始める方など、ぜひ一度立ち寄ってみて欲しい。

 

名称

niguramu

業種

生活道具店

URL

ホームページ:http://www.buk.jp

住所

金沢市高岡町18-13

TEL

076-255-3546

営業時間

11:00〜19:00

定休日

木曜日

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