【長野】文化サロンを拠点に門前暮らし ナノグラフィカ
長野市善光寺、さまざまな人が関わるこの場所へ、お立ち寄りください。
こんにちは。ナノグラフィカ喫茶室の非常勤店番でコーヒーをお淹れしています、ハブカと申します。
以前は善光寺参りの際に前を通っても、私にはこの店がなんだかよくわからず、入りづらい場所でした。ところが1年前に近所に越して来て、10歳の娘とギャラリーをのぞいたり、ひょんなことから店番に立つうちに、だんだんとわかってきたような気もします。長野市の善光寺門前へ足をお運びの折には、ぜひ皆様にも関わっていだだきたいという思いを込めて、ご紹介いたします。
大正時代の町家を改装した住居兼編集事務所、ギャラリー、そして喫茶室を営む ナノグラフィカ 。20世帯に満たない長野市西之門町の静かな一角に溶けこんで、普段は時間がとまったような佇まいを見せています。
しかし、ある時は寄席、笛付きで半七捕物帳を聞くナイトサロン、はたまた餃子食堂としても姿をあらわす、 善光寺門前暮らし のアイコン的存在でもあります。地域に縁のある作家さんやアーティストさんたちを巻き込んで、なごやかに、時にはにぎやかに。
そのナノグラフィカで人気のイベントは、「空き家見学会・相談会」。これは空き家を仲介する異色の不動産業者、倉石智典氏(株式会社MYROOM)と一緒に、空き家を回り内見するというもの。町を歩きながら普段はなかなか見る機会のない空き家を見て、町の暮らしを想像することができます。2010年より続き、県内外からの見学者、視察団が絶えない人気のイベントです。実際、これをきっかけに古い家に住み始めたり、改装して店を開いたりした方も少なくありません。
また、「手づくり」をキーワードに、善光寺境内で春から初冬までのあいだ開催される 「善光寺びんずる市」 は、西之門町の青年部がナノ(と皆は親しみを込めて呼びます)と立ち上げた「西之門市」に想を得たという説もあるとかないとか。
このほか、ナノの暦(イベントスケジュール)には、月例の催しとして、善光寺の裏山を半日で歩く「もんぜん山カフェ」のほか、俳句の会「hai-hi」、小謡と盃事を習う「北信流講座」、「戯曲を読む会」(書くだけでも読むだけでも聴くだけでも)などが並びます。
気軽に顔を出してみれば、なんらかのつながりが生まれる文化サロン。そんな小さな活動をいつも続けている町の拠点、それが現在のナノグラフィカです。
いかがですか? 少しでもイメージが伝わると良いのですが、本当の魅力はぜひご自身で発見してみてください。
追記:現在ナノグラフィカの活動を手伝ってくれる人を募集しています。詳細などはお問い合わせください。
名称 | ナノグラフィカ |
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業種 | 企画/編集/喫茶など |
URL | |
住所 | 長野県長野市西之門町930-1 |
営業時間 | 土・日曜、祝日10:30~16:30(L.O.)、その他、イベント催し日により異なる |
定休日 | 不定休 |