蕎麦屋でラーメン! 3/山長
2017.07.21
うだるような真夏のお昼は、食欲がないなんて言わず、麺を食べにいこう!
つるりとした麺ののどごしは、失いかけていた食欲をきっと思い出させてくれるはず。
山形駅から歩いて7分。第二公園裏のお蕎麦屋さん「山長」を訪ねる。なかなかの老舗感が漂っている。もちろん山形名物「板そば」がある。このお店で「板そば」を注文すると、鮫皮おろし器とともに本わさびがそのままの姿で登場する。蕎麦を待つ間ゆっくりとわさびをすりおろすのは、まるで蕎麦ツウになったようでちょっと楽しい。
つーんと香り立つわさびに刺激され、一気におなかが空いてくる。
ああ、もうただただズルズルズル〜〜〜ッとお蕎麦をすすりたい。
蕎麦を愛するまち山形に暮らしてよかった〜。
なんて、わかっちゃいるけど「ラーメン」。
しかも「夏の定番」メニューだという「樹氷ラーメン」にトライ。
だって、ものすごく推してくる感じだから。
蕎麦と思わせておきながら、一転、アツアツでごくごくシンプルなしょうゆ味の中華そばを頼むつもりだったのに!
せっかく山形の蕎麦屋に来たから!
なのに、なぜだか、蕎麦屋で冷え冷えラーメン! しかも塩味。
なぜ蕎麦屋でラーメンが食べられるのか。なぜ蕎麦屋でラーメンを頼んでしまうのか。
なぜ夏のラーメンがスープごと冷え冷えなのか。
大きな疑問ではある。
でも、山形人の脳みそにとっては、なんの疑問でもない当たり前の常識でもある。
これぞ山形。至るところに。
さて、お次はどこの?