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畑のある暮らしの日記〈04〉

初秋の風のなかで気持ちよく

2017.09.11

畑のある暮らしの日記〈04〉

こんにちは、今回も畑からの山形レポートお届けします。

9月は夏野菜の終わり。きゅうり、なす、トマト、オクラ、ズッキーニ、ゴーヤなどが終盤となり、最後の収穫のときを迎えているといった印象。作物すべてが収穫されきってしまえば、土をまた耕して、新しい別の作物の種や苗を植える時期です。

朝晩がぐっと涼しくなったこと、朝陽が出るのが遅くなってきたこと、夕日が沈むのが早くなっていることを、日々感じます。

畑のある暮らしの日記〈04〉

畑のある暮らしの日記〈04〉

僕らの畑は借りものです。知人の畑をお借りしてそこを耕して作物を植えています。

僕らが畑に出るようになったのは、趣味で畑をやっている知人から「一緒にやらないか」と誘いを受けたのがきっかけでした。週末農業というものをそこで初めて体験しました。土を耕すこと、石灰を撒くこと、肥料を撒くこと、畝を作ること、種を撒くこと、苗を植えること、水をやること、雑草を取ること、収穫すること、といったプロセスをなんとなく覚えていきました。初めて鍬という道具を買ってみて、その使い方を少しずつ身につけていきました。

そしてなにより、休日に畑仕事をするということがとても気持ちのいいものであることを知りました。

畑のある暮らしの日記〈04〉

畑のある暮らしの日記〈04〉

畑のある暮らしの日記〈04〉

 

ギラギラとした真夏の日差しのなかでの作業はとてもくたびれるし、立ったりしゃがんだりという動作も多いし、汗もかくし服も汚れるけれど、畑でクタクタになるのは僕や一緒に作業する家族の心身にとってはいい作用をくれたようでした。

見栄えの悪い野菜ができることももちろんあるし、収穫時期をほんのちょっと逃しただけで、やたらと巨大化してしまうこともあるし、虫に食べられてしまうこともある。けれども、野菜が勝手に育っていくことにはいつも驚きがありましたし、採りたて鮮度で食べる美味しさを知ってしまったから、多少見たくれが悪いことなんか気にもならない、というか楽しいばっかり。

家族や友人に野菜のおすそ分けをすることができるのは嬉しいことだし、それを喜んでくれたり美味しいと言ってくれる声を聞くのもまた嬉しいことでした。畑をはじめたことで、家族や友人たちをはじめとする人間関係もすこし深度を増したような、そんな気もしています。

畑のある暮らしの日記〈04〉

畑のある暮らしの日記〈04〉

畑のある暮らしの日記〈04〉

山形の住宅街を歩けばときどき畑を見かけます。家と家の間の土地にネギが植えられた畑がある、という景色はそれほど珍しいものとも思いません。

春から秋のホームセンターには苗や種が並べてられています。畑仕事を楽む人が多いのでしょう。もともと農業の盛んな地域ですが、農家でなくとも畑仕事に精を出す人がけっこういるのだと思います。

山形は果物王国とも呼ばれます。今なら葡萄に桃に梨。そして野菜もとても美味しいです。今は9月の半ば。これから旬は里芋でしょうか。山形の里芋と牛肉とネギで作る「芋煮」が最高に美味しい季節の到来。

山形暮らしとはつまり「すぐそばにある畑の恵みを味わえるローカルライフ」のこと。

多くの旅行者が「山形は食べものがうまい!」と言ってくれる理由はそれだろうと僕は思っています。

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