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ゲストハウスいとより

リアルな糸島を伝え、移住の足がかりにも

かつて北九州と唐津を結んだ唐津街道。今の糸島市でいうと、前原とこの深江が宿場町でした。明治期まで宿も多くあったそうで、古い家並みに当時のにぎわいが偲ばれます。深江は海も駅も徒歩圏内という糸島でも希少な立地。近年は若い人たちが小さなカフェやレストランを開業するなど、かつての交通の要衝は再び注目され始めています。

古い趣の家が比較的よく残る深江エリア
古い趣の家が比較的よく残る深江エリア
街道から一筋入ったところにある「ゲストハウスいとより」も古家の佇まいを継承しつつ、ストレスなく使えるよう手を入れた
街道から一筋入ったところにある「ゲストハウスいとより」も古家の佇まいを継承しつつ、ストレスなく使えるよう手を入れた

「ごめーん、法事で親戚が集まるんだけど、一晩お願い!」

「ゲストハウスいとより」には玄関先でご近所からこんな予約が入ることも。オープンして1年半。「初めての方にも泊まりやすい宿に」というオーナーの山内奈留美さんの思いは、地元でも温かく迎えられています。

実は奈留美さん、オープン直前までゲストハウスのことを知らなかったそうです。糸島生まれの糸島育ち。人混みが苦手で、自宅近くの田んぼの風景に癒される、という根っからの糸島好き。この糸島をどうしたらたくさんの人に知ってもらえるか、ずっと考えていました。

ある日、雑誌に載ったゲストハウスの記事にピンときた奈留美さん。そこからのアクションは実に素早く、岡山で行われたゲストハウス開業合宿に参加した後、同期生4人で西日本各地の宿を車で回る8日間の強行軍。合宿参加から7ヶ月後には物件の売買契約を済ませていた、というからちょっとびっくり。

「実家に帰った時のような気持ちになる宿づくり」を心がける。宿泊客に声をかけるときも親しみを込めて下の名前で呼ぶ
「実家に帰った時のような気持ちになる宿づくり」を心がける。宿泊客に声をかけるときも親しみを込めて下の名前で呼ぶ

もちろんすべてが順調だったわけではなく、予定していた改修費用のめどが立たず工事がストップした時期もあったそうです。やがて大工さんの後押しや左官業の父親の応援もあって開業にこぎつけたのですが、その顛末を話す奈留美さんから、ただただ思いの強さが伝わってきました。

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いとよりに泊まる楽しみの一つがシェアごはんと朝パン。夕食は希望すればみんなで調理し、みんなでいただく。朝は近くで焼きたてのパンを買い海岸へ(写真2点はいとよりさん提供)
いとよりに泊まる楽しみの一つがシェアごはんと朝パン。夕食は希望すればみんなで調理し、みんなでいただく。朝は近くで焼きたてのパンを買い海岸へ(写真2点はいとよりさん提供)

「何もせずぼーっと過ごしたい」「海のそばでゆっくりしたい」と福岡市など比較的近場からの利用も多いそうですが、このところ増えているのは関東などからの糸島移住を考えている人たち。期待と不安が入り混じる彼らにとって、奈留美さんのアドバイスがどれほど励みになることか。

加えて5年前に東京からこの深江に移住した本橋へいすけさんの移住者目線のメリット、デメリットが直接聞けるとあって、夜のシェアごはんの盛り上がりが目に浮かぶようです。実際、これまでの宿泊客の中から10組が晴れて糸島移住を果たしたそうです。

オリジナルTシャツが楽しげな奈留美さんと「いとより」“宣伝係長”の本橋さん。本橋さんは自身のブログ「愛しの糸島ライフ」http://www.motohashiheisuke.com/ で情報発信中
オリジナルTシャツが楽しげな奈留美さんと「いとより」“宣伝係長”の本橋さん。本橋さんは自身のブログ「愛しの糸島ライフ」で情報発信中

近所のカフェやレストラン、パン屋さんなどとゆるやかにつながって、そこに小さいながら回遊性が生まれていることも見逃せません。移住目的の人も、ノープランでのんびり過ごしたい人も、古い宿場町の小さな宿を拠点に、日常の糸島を自分のペースで感じていただければ。

屋号

ゲストハウスいとより

URL

http://itoyori.wixsite.com/itoshima/

住所

福岡県糸島市二丈深江639

業種

簡易宿所

TEL

092-332-7697 ※営業日以外はメールにて対応

料金

・洋室(定員4名)素泊まり13500円/寝袋・マット持参12800円/テント持参12000

・和室(8畳)27500円~

営業時間

・金曜、土曜および連休のみ営業

・チェックイン18:0021:00/チェックアウト10:00まで

定休日

月曜~木曜および日曜定休

アクセス

JR筑肥線「筑前深江」駅徒歩8

備考

予約・問い合わせ:itoshima.itoyori@gmail.com

名称

ゲストハウスいとより

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