三丁町ながた
一棟貸しゲストハウス
三味線の音色と潮風。海のそばに建つ明治期の花街の風情を堪能できるゲストハウス「三丁町ながた」は、旧料亭の町家を貸し切りできる、まち歩きに最適の宿です。
日本海を抱くように複雑な海岸線が走る、福井県南西部にある「若狭湾」。そのちょうど中心に位置する「小浜市」は、古くから大陸と都を結ぶ要であり、日本海屈指の湊町として栄えてきました。
ゲストハウス「三丁町ながた」は、若狭湾に向かって西側にある、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された「小浜西組」のベンガラ格子が続く町並みの中にあります。
町家は京都と同じく間口が狭く、奥行きが長い造り。小浜市伝統の若狭瓦、防火壁となる袖壁(袖うだつ)、井戸のマークが施されているのが特徴です。また、土蔵が少なく、茶屋建築の意匠をあしらった離れが奥に建っていることが多いそう。
三丁町には、現在も芸妓を置く料亭があり、通りには三味線の音が聞こえてきます。食事処、カフェ、ギャラリー、見学施設などに利用されている町屋もあり、一日中ゆっくりまち歩きを楽しむのも◎。
そんな三丁町にある元料亭を改装したゲストハウス「三丁町ながた」は、一棟貸しスタイル。家族や友人同士で気兼ねせずにくつろげます。
1階に玄関とバスルーム、2階に3つの客室とミニキッチン、トイレ。「桜の間」「紅の間」「竹の間」と名付けられた客室は内装がそれぞれ異なり、茶屋建築ならではの意匠や空間から、「茶屋遊び」の色気を感じられるかもしれません。
素泊まりを基本として、ミニキッチンに備え付けの調理器具などを使って、日本海で獲れたてのお魚をみんなでシェアするのも楽しそうです。
暖流と寒流が交差する若狭湾は昔から魚介類の宝庫。小浜は、古来より朝廷に御贄(みにえ)を納めた国=「御食国(みけつくに)」として重要な役割を果たしてきました。
若狭ぐじ(甘鯛)、若狭かれい、若狭小鯛、若狭ふぐなどの魚介類や、若狭ぐじの昆布〆、若狭かれいの一夜干し、鯖やあなごの醤油干、小鯛の笹漬けなど「四十物(あいもの)」と呼ばれる発酵保存食も美味です。
周辺には、「お水送り」で知られる「若狭彦姫神社」「神宮寺」をはじめ、国宝三重塔・本堂がある「明通寺」など神仏混交文化の神社仏閣群も。
小浜の町を歩きながら、小浜の食や文化を楽しみ、ゆっくりと暮らすように泊まる旅はいかがでしょうか?