柏屋 手焼せんべい/やまがた手土産008
やまがた手土産008
2017.11.24
今回お持ちしましたのは、「柏屋の手焼せんべい」です。
山形駅から南へ車で10分ほど走った南館3丁目。その店舗の看板には「すみ火焼き」「柏屋の手焼せんべい」の大きな文字がはっきりと見えるから、場所はすぐにわかるはず。けっこうな歴史を感じさせる佇まいです。
なんといっても、この文字がいいでしょ。醤油がポトリと垂れたような感じがして。
扉を開けて店に入れば、奥の方から「はい、いらっしゃい」と声をかけてお店のおばさまが顔を出して、大きな木箱の蓋を開けて、そこに丁寧に詰め込まれていた4つの種類のおせんべいを見せてくれました。
かた焼き、ざらめ、海苔、ごま。
1枚1枚、炭火の、手焼きだそうです。
40年、このお店で焼き、このお店だけで販売してきたそうです。
なんとも朴訥な感じのするおせんべい。
これは「かた焼き」。
厚さが1.5cmくらいあるので、存分に「噛み砕き」を満喫できます。
「ごま」。
「海苔」。この海苔のシワと伸びが、手仕事であることを無言で語りかけてきます。
というわけで、皆さん、たまには、美味しい美味しいお米のくに・山形の手焼のおせんべいを頬張りながら、気の置けない仲間とたわいのない会話をしながら、お茶にしませんか。
かた焼きは1枚130円。そのほかは1枚110円。
ぼりぼりバリバリ、賑やかな時間を、さあどうぞ。
reallocal山形ライター 那須ミノル
※シリーズ「やまがた手土産」は山形市在住のライター那須ミノルがじぶんの価値観に従ってセレクトした手土産たちの素敵なところを勝手にご紹介していくコーナーです。
text by 那須ミノル