安楽温泉 鶴乃湯
Akihiro woodworksのジンさんがおススメする温泉
Akihiro woodworksのアキヒロジンさんに聞いた、「安楽温泉 鶴乃湯」へ行ってきた。ジンさんは、僕が一生モノとして購入した木のカップを作っている木工作家だ。
鶴乃湯の場所を調べて驚いた。安楽温泉郷は鹿児島空港の近くで、ジンさんの工房(鹿児島市中山町)からだと、高速道路を使っても片道に約50分はかかる。それでも、ちょくちょく浸かりに行っているとのことだったので、並々ならぬこだわりである。
鶴乃湯は昭和40年に創業した湯治の宿で、近所の老若男女が自宅のお風呂のごとく利用する、地域に根ざした温泉施設だ。ここの温泉は肩こりや腰痛に効果が高く、疲労回復におススメとのことだ。
営業時間(立ち寄り入浴)は、8時から22時まで。玄関を入ると直ぐに受付があるので、入浴料金を支払う。立ち寄り入浴料金は、大人は300円、小人は150円、宿泊料金(素泊り)は、2,700円(1名)、休憩料金(10時から15時まで)は、1,200円(1名)となっている。
※宿泊(素泊り)は、2名以上から利用可。
泉質は、炭酸水素塩泉の源泉掛け流し。湯量が豊富で、いつでも新鮮なお湯に浸かることができる。効能は、肩こり、腰痛、神経痛、リウマチ、痛風、関節炎、婦人病、筋肉痛、疾病などがある。
温泉の成分にメタケイ酸を多く含んでいるため、美肌効果にも優れているとのことだ。
ある日、ジンさんの工房を訪ねることがあった。用事を済ませ、工房のすぐ隣にある、彼のお母さんがやっている「cafe蒼」という喫茶店で一服してから帰ることにした。飲み物を注文して、窓から外をぼんやりと眺めていると、奥から珈琲のいい香りが漂ってきた。しばらくして、お母さんの「どうぞ」という声でテーブルに置かれた珈琲に目を向けると、僕が持っている木のカップとは違う木のカップに珈琲が注がれている。ジンさんの作るカップは、どれも個性的で魅力に溢れている。珈琲を飲みながら、衝動買いをするために自分への言い訳を考えた。
つづく。