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台湾×福井 『青花魚』発刊!

「微住」という新しい観光スタイル

初めまして!新米ライター伊藤です。

今回私は「台湾人が福井をテーマにした本を作ったらしいよ?!」という面白そうな噂を聞き、取材に行ってきました。

それは、『青花魚』(青花魚は中国語で「鯖」)という雑誌です。

左から『LIP 離譜』の編集長・田中佑典さん、『秋刀魚』の編集長・Eva Chenさん、『青花魚』発行人のHankさん
左から『LIP 離譜』の編集長・田中佑典さん、『秋刀魚』の編集長・Eva Chenさん、『青花魚』発行人のHankさん。3人が携わった『青花魚』は『秋刀魚』の特別号として発刊されました。

どういった経緯でこの雑誌が作られたのか、ほとんど情報のないまま、4月27日、福井市東郷地区にある最勝寺にて開かれた懇親会にお邪魔しました。

驚いたのが、その雰囲気!

『青花魚』編集チームと東郷地区の皆さん、本当に仲がいいのです。台湾の編集チームのみなさんが「ただいま!」と地区の方に笑いかけていて、まるで親戚の集まりのようなアットホームさでした。

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どうしてこんなに仲がいいの?どうして台湾から来てくれたの?と私の中に疑問が駆け巡ります。

お話をする田中さん(右)とEvaさん(左)
お話をする田中さん(右)とEvaさん(左)

翌25日、15時からハピリン3階のコンベンションビューローで『青花魚』出版記念トークイベントが開催されました。

今回『青花魚』を作った中心人物が、田中佑典さんEva Chenさんです。

写真は台湾で撮影した『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞した人気写真家、川島小鳥さんが撮っています!
写真は台湾で撮影した『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞した人気写真家、川島小鳥さんが撮っています!

田中さんは福井市の大手町出身。高校を卒業後、東京を拠点に、日本と台湾をつなぐ「台日系」クリエイティブエージェンシー代表として雑誌『LIP 離譜』の発行を中心に様々な活動をされています。

台湾と日本をつなぐ活動を始めた理由の1つが、学生時代に実際に訪れ、「台湾のクリエイターたちの見切り発車しがちな精神が好きだと感じたから」なのだとか。ちなみにLIPの名前は、リップサービス(口から出まかせ)からきているそうです。

Evaさんは台湾在住の編集長。日本について紹介する雑誌『秋刀魚』を発行しています。

「秋刀魚」という名前には、3つの理由があります。1つは「秋刀魚の形が日本列島の形に似ているから」。2つ目は「『秋刀魚』は中国語でも同じ文字を書くから(発音はチィォウダオユィ)」。3つ目は「台湾の言葉では『秋刀魚』を同じ「さんま」と発音するから」!日台をつなぐシンボリックな言葉なんですね。

地元民からリアルに愛される回転寿司屋「ほがらか寿司」がチョイスされているのはさすが。
地元民からリアルに愛される回転寿司屋「ほがらか寿司」がチョイスされているのはさすが。

「微住」とは?

彼らのキーワードとなるのが「微住」という言葉。青花魚編集チームが創ったオリジナルです。

「微住」=観光(旅行)+移住(生活)

この雑誌を作るにあたり、Evaさんたちは2週間たっぷり懇親会の会場となった東郷地区の佐々木さんのお宅に滞在し、福井出身である田中さんの思い出の店や、福井の名所などをゆっくり巡りました。後半の1週間はあえて計画を立てずに、行き当たりばったりを楽しんだそう。

1つの場所に長めに滞在し、暮らしながら旅をすることで、一期一会の旅じゃなく、「また会ったね!」なんて地元の人と一期”二”会になることもあり、縁があれば、一期”三”会なんてことも。

今、旅に求められているのは、消費(買い物)に来たり、体験したりする段階を超え、「関係性づくり」をすることが大事であると2人は考えています。

福井は京都や東京のような観光客受け入れのキャパシティがありません。だからこそ、数の受け入れに躍起になるのではなく、キャパシティに合った観光客と、細く長く、丁寧に関係を作ることが大切だということ。

大好きになった人との関係を大切に育む、そんな観光こそが福井に適し求められる観光だと青花魚編集チームは語ります。

もちろん、中国語と日本語の2ヶ国語で書かれていますよ!
もちろん、中国語と日本語の2ヶ国語で書かれていますよ!

福井の魅力とは?

「福井は、(日本の中で)外国人が一番訪れない街。でも、一番幸せな街」

田中さんとEvaさんは、福井のことをこう言い表します。

他の町でもできる体験など、意味がありません。福井に来る人は「福井人になりきったような体験」「地元の人との交流」を求めている。

例えば、市場で地元の食材を買って自分たちで料理をしたり、銭湯へ入ったり、福井弁を覚えて使ってみたり、秋吉でメニューを見ないで注文してみたり。

田中さんは「福井は観光地ではなく生活する場」「観光資源だけでなく生活資源を磨こう!」と提案します。私たちの何気ない日常にある、福井ならではのこと、素敵な人々、それこそが魅力・・・。

この本、中国や台湾へ遊びに行く時のお土産にも最適だと思うのです。「私の故郷はこんなところなの」って、一緒に読んだら、きっと福井の楽しさが伝わるに違いありません!

* * *

『青花魚』は、福井・台湾・香港・東京・大阪などで販売予定です。福井では、書店「ホシとドーナッツ」での取り扱いが決定いたしましたので、下記のお問い合わせからご連絡ください!

URL

・『LIP 離譜』http://lipbox.p2.weblife.me/
・『秋刀魚』http://qdymag.com/

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