【仙台】起業家のまち仙台に「つながる」コワーキングスペース cocolinの利用者募集
東北の中心、仙台。「杜の都」といわれるだけあり、夏には街の中心にも緑が豊かである。
そんな仙台駅の東口から大きな通り沿いをのんびり歩くこと約15分。ビルの一角に明るい雰囲気の開放的な空間がある。
コワーキングスペースのcocolin。東北では最大級の広さを誇っている。起業家支援をおこなっている一般社団法人MAKOTOが2012年にオープンした。
コワーキングスペースは、2000年頃にアメリカで生まれた。 異なる仕事や活動をする人たちがシゴト場を共有するスペースである。 そこには、ビジネスの話や自分の趣味の話、ちょっと悩んでいることを相談できる仲間と出会いがたくさんある。 コワーキングスペースは、単なる仕事をする空間だけではなく、人と人とがつながり、新たな価値を生み出せる場所である。
では、仙台のcocolinはどんなコワーキングスペースなのだろうか。
明るい空間に大きな机がならんでいる。会員になっている人たちが好きな時間に仕事をしに来ている。仕事に必要なWi-Fiやプリンターなどの設備はもちろん、本棚にはたくさんのビジネス書やマンガが並んでいる。息抜きにマンガを読んでいる利用者も多い。
また利用者の方が仕事に集中しやすい環境を演出するため、BGMやアロマスプレーなど工夫に抜かりがない。スタッフとして運営に関わっているのが、インターンとして働いている地元の大学生。
はじめてcocolinを訪れた方も馴染みやすいように、カジュアルな雰囲気づくりを心がけている。
実は仙台はいま起業がとてもアツい。現市長が掲げる公約のひとつが「日本一起業しやすい街・仙台」であり、そのための助成金が整備されるなど、市が積極的な起業サポートの取組みを行っている。そんな仙台で志をもった人たちが集まる場所がこのcocolinである。
利用者には何か新しいことをはじめようとしている人の他、つながりや刺激を求めている人も多く、活発なコミュニティーが形成されている。さらに利用者の活発なコミュニケーションを促すために、cocolinでは定期的に勉強会やパーティーを開催している。それをきっかけに異業種の人たち同士によるビジネスのコラボレーションが生まれたこともある。
cocolinは、これからもつながりが生まれるコワーキングスペースとして仙台、東北を盛り上げていく。
(cocolinスタッフ 伊藤 寛人)