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6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018

この夏、1,000円ではじめる能楽体験

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
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「空から謡が降ってくる」とは、庭師や大工などの職人が高所での作業中にも謡(うたい/能のセリフ・歌)を口ずさむほど、加賀藩では庶民に到るまで、能楽が盛んな土地であることを表現した言葉。5代藩主・前田綱紀公が宝生流を愛好・保護して以来、加賀藩では「加賀宝生」と呼ばれるように宝生流が盛んで、今も大切に守り継がれています。

しかし、能というと難しい・敷居が高いと感じている人が多いのも事実。でも、ここ金沢にいながら体験しないのは、とっても勿体ないことかも!? まずは、夏の盛りの2ヶ月間、毎週土曜の夕方に「石川県立能楽堂」で上演される「観能の夕べ」を体験してみませんか。お試しにはもってこいの1,000円というプライスですが、その何倍も価値ある体験が待っています。

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
「石川県立能楽堂」は1972年に全国初の独立した公立能楽堂として開館。能舞台は1932年に建てられた「金沢能楽堂」の本舞台を移築したもので趣がある。現在、お隣で「東京国立近代美術館 工芸館」の移転工事中のため入口は「石川県立歴史博物館」側から。

老若男女に外国人、金沢の能は裾野が広い

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018

金沢市民は中学生の時に必ず「石川県立能楽堂」で能の鑑賞体験をするのが習い。市内の大学では能楽サークルも盛んで、大人の習い事として謡・仕舞・囃子のお稽古に励む紳士淑女も多く、今も昔も能文化を大切にする金沢の土地柄と裾野の広さを感じます。

「石川県立能楽堂」では、定例能などの定期公演が毎月上演されて鑑賞しやすい環境も整っていますが、なかでも夏と冬に上演される「観能の夕べ」は、能に親しんでもらおうと企画された、初心者も気軽に足を運べる人気イベント。受付を済ませると演目の資料が渡され、上演前にはストーリーや見どころの解説もあるので、独特の言葉も理解しやすくなっています。番組(プログラム)は毎週違う内容で、狂言・能の順で各1作品ずつ楽しめます。※818日(土)の「特別公演」のみ仕舞・狂言・能の上演で3,000円。

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
狂言はいわゆるコメディ・喜劇。音楽はなく、登場人物は2〜4人ほどで、大抵は主人と太郎冠者・次郎冠者のドタバタ劇。厳粛な雰囲気の能楽堂でも、お腹を抱えて笑ってOK。(写真:6月30日「文荷」より)
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
能の上演は約1時間。シテ(主人公)・ワキ(相手役)のほか、囃子方(はやしかた/楽器演奏)や地謡(じうたい/コーラス)など、舞台上に多くの人が登場します。前半・後半で場面転換し、後半は衣装替えした役者や囃子・舞いの盛り上がりも見どころ。(写真:6月30日「放下僧」より)
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
笛・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ)などの生演奏も迫力!
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
席は全席自由、能舞台には柱があるので、どこに座るかも鑑賞ポイントの一つ。

観客は毎年・毎週のように訪れる地元ファンから、能が初めての人、外国人旅行者など十人十色。「観能の夕べ」はカジュアルな服装で訪れる人も多く、「能は着物じゃないとダメ?」なんていう心配もご無用。でも、せっかくの機会なので、夏着物や浴衣でおしゃれをして鑑賞するのも粋でおすすめですよ。

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018

「観能の夕べ」2018夏(チラシPDF表示)

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観能の夕べ2018

  • 日時/630日(土)〜825日(土)
  • 毎週土曜・全9回
  • 17:00(16:30開場)〜19:00
  • 会場/石川県立能楽堂
  • 料金/各1,000円(818日の特別講演は3,000円)

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能楽師の手ほどきで、さらに深める能楽体験

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018

「観能の夕べ」をもっと楽しむために、上演前の「能楽体験」にも参加してみませんか。当日の鑑賞チケットがあれば参加は無料というのも嬉しい限り(体験は要事前申込)。講師はプロの能楽師で、毎週の体験内容も違っているので謡・仕舞もあれば、狂言や囃子の体験日もあり、本格的に習い事を初めようかと検討中の人にとっても、能楽の世界を垣間見るまたとないチャンス。

2018年の初日・630日の体験は、シテ方(主人公を演じる能役者)の高橋憲正先生と佐野弘宜先生による謡・仕舞のレッスン。当日上演の「放下僧」の1シーンの謡と舞いを、先生のお手本を観てからグループに分かれて練習し、最後には全員で発表という流れでした。

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
能の舞台は神聖なので「白足袋」で上がる決まり。能楽体験でも白足袋の持参が必要で、忘れた場合は貸出しもあり。仕舞用の扇は貸してもらえます。
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
能の基本の型・歩き方から、本日のお題の仕舞までを体験。教えてくれたのは佐野先生。
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
謡本を見ながら、先生の真似をして発声。「おうむ返しのように、耳で聴いた音を、声に出して覚えていくのが大事」と高橋先生。
6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018
舞台に立つ能楽師とお話ししたり、指導してもらえる貴重な体験。終了後には先生を囲んで記念撮影の場面も。

若手の先生がやさしく教えてくれるので、参加した皆さんが和気あいあいと楽しんでいたのが印象的。金沢に住む人はもちろん、夏に金沢旅行を計画している人も、至れり尽くせりで能の世界を体験できる「観能の夕べ」を、土曜のスケジュールに組み込んでみてはいかがですか。

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能楽体験

  • 日時/630日(土)〜825日(土)
  • 毎週土曜(818日除く)・全8
  • 15:30〜16:10頃(15:00受付開始)
  • 会場/石川県立能楽堂 第2舞台
  • 料金/無料(ただし当日の「観能の夕べ」鑑賞チケットが必要)
  • 定員/20名ほど
  • 予約/石川県立能楽堂(TEL076-264-2598
  • ※白足袋の持参、当日の鑑賞チケットが必要

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日時

2018年6月30日(土)〜825日(土)毎週土曜・全9回

17:00(16:30開場)〜19:00

会場

石川県立能楽堂

住所

石川県金沢市石引4-18-3

TEL

076-264-2598

料金

1,000円(818日の特別講演は3,000円)

公共交通

兼六園シャトルバス「県立美術館・成巽閣(能楽堂前)」バス停から徒歩1

北鉄バス「広坂」バス停から徒歩7

駐車場

公共交通または石引駐車場(2時間無料サービス券あり)を利用

URL

「観能の夕べ」詳細 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nougakudo/events/20180524.html

石川県立能楽堂 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nougakudo/nougakudoutop.html

主催

いしかわの伝統文化活性化実行委員会

6/30(土)〜8/25(土) 観能の夕べ2018