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能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜

2019.02.13
能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
能登島の周りの海は湖のように穏やかで、女性的な海岸美が広がっている。舟から柄の長い網を入れて、名産のナマコを獲る人の姿も見られた。

能登半島の東岸、天然の生簀と称される富山湾に面した内浦は、豊かな水産資源に恵まれています。比較的波も穏やかで、沿岸には漁港も多く、ブリの定置網漁、牡蠣・海苔の養殖なども盛ん。フグも日本一の漁獲量を誇ります。冬の能登島周辺ではブリ、牡蠣が特に有名ですが、タラ(鱈)も日常的によく食べるそう。

プリプリの身、真子・白子だけでなく、エラや内蔵まで捨てるところなく丸ごと1尾を様々な調理法で食べるのが島の定番。2月に漁師が一年の豊漁と安全を祈願する「起舟」のお祝いでも、漁師の親方の家で「起舟御膳」としてタラのフルコースが振舞われるとか。

「島宿せがわ」のタラ料理×「純米 能登島」

能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
アットホームで明るく楽しい「島宿せがわ」のご主人と奥さん。

この日の宿は「純米 能登島」の奉納が行われた「伊夜比咩神社」の前にある民宿「島宿せがわ」。ご主人はアマチュア相撲で活躍し、宿の玄関には「唐戸山神事相撲」に出場した際の凛々しい化粧まわし姿の写真が飾られている。少年相撲の指導を長年やっていて、「地元出身の遠藤や輝も、子供の頃からよく知ってますよ」と満面の笑顔。

「純米 能登島」奉納の様子はコチラ >> 能登の小さな島旅【前編】 〜能登島で「純米 能登島」の新酒を味わう〜

能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
広間でご主人によるタラの解体ショー。調理のポイントも教えてくれました。

夕食のメニューはご主人自慢のちゃんこ風タラ鍋を中心に、タラのあらゆる部位を使って丸ごと味わうフルコース。広間でタラの解体ショーが行われ、賑やかに宴が始まりました。

能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
刺身には脂がのったマダラのオス、鍋にはメスを使うそう。

初対面のツアー参加者もこの頃にはすっかり打ち解けて、鍋奉行を買って出る人がいたり、互いに酒を酌み交わしながら会話も弾んでいました。乾杯のお酒は関係者しか入手できない非売品の生酒タイプの「純米 能登島 生」です!

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お待ちかねの限定品「純米 能登島 生」は、火入れよりフレッシュで香り高い。

タラ鍋は他の具材を入れる前に、真子(たら子)だけを出汁に投入。火が通ってくると、ひらひらとボタンの花のように開き始める。こちらをまず頂いてから、鍋の中にタラの身やアラを投入し、野菜、キノコなどの具と煮ていきます。

能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
出汁の中で輪切りにした真子の断面が花のように開いていく。
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「真子の花咲きタラ鍋」からコース料理がスタート。
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テーブルの上には鍋の他に、先付け、小鉢、造り、酢の物、煮魚、焼き物がずらり。
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タラ鍋は白菜ではなく、キャベツを使うのが島宿せがわ流。
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タラの身、アラ、真子の他、野菜やキノコもたっぷり具沢山。
能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
「タラの骨つき煮」はボリュームがあり食べ応え充分。
能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
プルンプルンの「タラの煮こごり風」と、フォアグラのように濃厚な「肝の味噌漬け」。
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タラのフトウ(胃袋)とカゲ(エラ)のチャンジャ。
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昆布〆したタラの刺身にたら子をまぶした「タラの子付け」。
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「タラの子付け」はそのまま、または少し醤油を付けて。
能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
クリーミーな白子は「ポン酢白子」でさっぱりと。

普段は食べたことのないタラの胃袋やエラなどを土地の食べ方や、ご主人オリジナルのアレンジでいただいたフルコース。品数豊富でボリューム満点。これぞまさに、タラフク(鱈腹)!でした。

宴会の後は民宿内のミニバーに移動して、ご主人や奥さんと話しながらお酒を飲む時間も実に豊か。「昔は島外への交通手段は舟だけで、島の人は自分たちで作った米や野菜を食べて自給自足してたんですよ。島内に魚屋がないので魚は漁師から直に。だから今も民宿で使う魚は漁師から直接仕入れ。子供の頃は肉が貴重品で、魚ですき焼きをしていた」なんていう、島暮らしの逸話を聞けるのもアットホームな民宿ならでは。

能登の小さな島旅【後編】〜「島宿せがわ」で冬の味覚・タラと能登島の酒を堪能〜
タラフク食べた翌朝は、こんな和食が嬉しい。

翌朝は胃に優しい和朝食。今がシーズンの「ナガラモ(アカモク)」のお味噌汁が美味。トロ〜リと独特の粘りがあり、シャキシャキした食感も大好き。1〜2月頃に茎が切れて海面を漂って流れて来たものを食べるので、この辺ではナガラモ(流れ藻)と呼び、味噌汁に入れたり、ご飯にかけたり、天ぷらにしても美味しい。

「島宿せがわ」の温かいおもてなしに、旅の醍醐味は人との触れ合いだな、とつくづく感じた島の旅。1日のんびり島で過ごすのもいいし、能登島を拠点に能登半島を周るのもいい。能登島って結構いいかも。また色々な季節に訪れてみたいな。

名称

島宿せがわ

URL

https://notojima.com

住所

石川県七尾市能登島向田町118-1-1

TEL

0767-84-1022

料金

1泊2食付き 9,000円(税別)〜

タラづくしプラン 1泊2食付き 12,000円(税別)※2名様から、1〜2月限定

宿泊・ランチプラン各種あり

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