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アート+新しい街の情報案内所をつくる実験

2019.09.11
アート+新しい街の情報案内所をつくる実験
こちらは、昨年トライした展覧会の様子です。二ノ宮久里那 ✕ 市川 平のコラボレーション。

★こちらのプロジェクトは40件のご支援をいただき、目標額の132%を達成することができました。ありがとうございました!★

大規模都市にあって、中規模都市に欠けている場所をつくりたい

東京から神戸に越してきて5年。空気、自然、食、コミュニティのサイズ、子育て環境、週末レジャーの場所が自然豊かで近いこと、過密すぎない人口、職業が異なる者同士が出会いやすいことなど、かなりの面で満足しているのですが、ちょっとだけ、その栄養が足りてないと感じているのがアートとナイトカルチャーとメディア。

というわけで、クラウドファンディングにトライすることにしました。
見たことのないような風景を創り出してくれるアートと、その街を満喫するための手がかりを提供してあげられる情報案内所の機能と、夜に人が集まってきて笑い声や挨拶を交わせるバーの機能を併せ持った場所を実験してみる企画。
今回は期間限定ですが、今後への足がかりにできれば、あるいは、他の誰かのためのヒントになれたら。

ユニークな情報案内所をつくることは、これからのローカルを、より楽しく過ごしてもらうために欠かさざる作業と、個人的には思っています。知らない地域に降り立ったときに、どこでメシを食べればいいのか、この後どこに立ち寄ったらいいか等、信頼できる情報にありつけるかどうかで、その土地の思い出はまったく違うものになってしまう。そして、面白そうな人が集まっているか。他で出会ったことのない面白いものを見られるか。

アート+新しい街の情報案内所をつくる実験
今回は、ボールが空中を遊歩する、原 倫太郎さんのキネティック・アートと組み合わせて、場所を演出できたらと思っています。写真は、原さんが横浜の象の鼻テラスで展示を行ったときの様子。(写真=加藤甫)

古典的に、チェックインというと、宿の鍵をもらうこと等を指していると思いますが、段々と、その地域の人や情報にアクセスできるようになることも指し始めているような気がしている。よしんば、ユニークな情報案内所が宿と連結できたりしたら、より強固な地域へのマグネットがつくれるかもしれない。だからますます、そうした場の編集は重要――。

…なんて、理屈っぽいことを書いてしまいましたが、本当は定期的にヤンチャでちょっと無謀なことがしたくなるだけなのかもしれない。そして、何にせよ、見たことのないものを見て新鮮な刺激を得たいという、時々起こる発作のような衝動は大事にしたいんです。

実は初めてのクラウドファンディングで、手探り気味であるのが本音ですが、この酔狂な模索をご支援いただけたら嬉しく、よろしくお願い致します。