いよいよスタート!! XSCHOOL 第4期 参加経験者から見たプレスクール「XSEMI」レポート!!
今年も走ります、XSCHOOL 第4期。今回は、第1期の参加者であり、今期「メンター」(経験者によるサポートメンバー)として参加する黒川照太さんが、9月22日、23日に開催された「XSEMI」をレポート!(第1期の様子はこちら)
自分も、ぜひやってみたい!と感じられた方は、〆切直前ではありますが、こちらからご応募ください!!XSCHOOLの概要については【こちら】
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こんにちは、第1期卒業生、黒川照太(くろかわ しょうた)です。
2016年に福井で開講した「次代をデザインする人のための小さな教室XSCHOOL」。4年目となる今年はXSCHOOLに先駆け、2日間のレクチャーとトークセッションから成る「XSEMI」で幕を開け、僕は「メンター」という立場で参加することになりました。
「XSEMI」では、独自のビジョンで仕事や暮らしを再構築する5名のゲストスピーカーが、「多様な生き方の集合体=都市」というテーマで、約60名の参加者に語りかけてくれます。
活動分野も問題意識もバラバラなゲストスピーカーから、「世の中にこんな実践があるのか」と驚くような話を浴びるように聞き、参加者やスタッフも共に未来に向けて思考します。例えばこんな話を聞きました!を列挙しますが、自分で書いてても何だか混乱してきました…。
・新世代バイオ素材を開発するベンチャー企業が運営する、個人の価値を最大化する保育園
・デジタルの力で建築技術を民主化し、地域の生産者と消費者をつなぐ建築テック系スタートアップ
・健康とは何か?を再定義し、薬ではなく社会的処方を出す在宅医療クリニック
・社会とアートの関係をアップデートし、エコシステムとしてのアートを追求するアーティスト
・建築と建築が生む暮らしを歴史から紐解き、人の居場所や居方にこだわった設計をする建築家。
スピーカーが変わるたびに全然違う話を聞いているはずなのですが、その奥の「ある共通したテーマ」が繰り返し現れるように感じられます。それぞれの取り組みが持つ普遍性に触れ、私たちも普段は意識の隅っこに置いていた小さな引っかかりが、徐々に大きな問題意識として立ち上ってきます。会場に発生しているモヤモヤをXSEMIディレクター陣が鮮やかに拾い上げ、ゲストスピーカーに再度ぶつけつつ、参加者からの質問も受けつつ、その場にいる全員の思考が大きな渦になって怒涛の勢いでトークが進行していきます。
長時間に及ぶプログラムが終わったころには参加者同士の関係性もできてきた様子。ロビーでは離れがたい様子でお互いの感想を語り合い、連絡先交換をしている方が大勢いました。普通だと数カ月~数年かけて学び、出会い、考えるようなことを、たった2日間で経験してしまったような気がします。ドラゴンボールで言うところの、精神と時の部屋みたいなものです(例えが分からない方は「精神と時の部屋」で検索!)。
ここで思考したことは、この後10月26日からはじまるXSCHOOLでも参照され、更なる渦をつくっていくのではないでしょうか。全国各地から集まる専門性の異なるメンバーが、約120日間、福井に通い、文化や風土を紐解き、社会の動きを洞察しながら、プロジェクトを創出する活動に取り組んでいます。今度は自分が当事者となって、自ら未来への問いを投げかけ、それに応えるプロダクトやプロジェクトをつくっていくのです。
今年はメンターという立場で参加者の皆さんをサポートすることになり、今回のXSEMI懇親会で隣になった人に、1期生の時のエピソードを話したりもしました。その中で「XSCHOOLオススメですか?」「参加すると、やっぱり大変ですかね?」といった質問をいただきました。その質問をした方々にも伝えましたが、これに参加するのは本当に大変です。万人にオススメですとは到底言えません。容赦ないですよ、ディレクターもアドバイザーもパートナー企業も、そしてたぶんメンターも。
そういう大変さを知って、それでも挑戦してみたい!という人にとっては、本当に得難い機会になると思います。私自身、ここまで夢中になって一つのプロジェクトを構想し、意地でも実現させようとXSCHOOL終了後も仲間とジタバタし、プロダクトの発売までこぎつけてしまったことは、自分の仕事観や人生観を変えてしまうほどの経験でした。いろいろ書きましたが、今年の参加者とお会いできることを心から楽しみにしています。
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XSCHOOL 2019
概要について http://makef.jp/xsxs2019/
募集要項 http://makef.jp/xsxs2019/entry-xschool.html
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