次世代の手へ「コドモのて」11/16-17開催!/運営スタッフも募集中!
※終了しました。
「まず自分達がしっかり先人からバトンを受け取ること。受け取ったバトンを握りながら、この時代にあったものを新たに築き上げること。それを次の世代に見せていくことが大切なんじゃないでしょうか」
今回は、11月16日、17日に開催される「コドモのて」について、主催である「能登クラフト育推進委員会」メンバーの田口千重さんにお話をうかがいました。
「コドモのて」とは、能登の豊かな暮らし・自然・手仕事などを次世代に繋いでいくことを目的としたイベントで、それぞれの作り手が伝え手となった子ども向けワークショップや自然体験が企画されています。
そもそも「コドモのて」には前段があり、それは「のて」という能登島で13年間続いてきた一大クラフトマーケットでした(※現在は終了)。
「例えば、能登島の食卓に並ぶ食材は、つくった人達の顔が浮かぶものばかり。それと同じように、食器なども“これは〇〇さんの器”と思えるものだと豊かですよね。そんな風にクラフトが身近にある暮らしをつくりたくて『のて』を運営していました。
「そんな中、13年間続けているうちに、メンバーに次々と子どもが生まれて、気づけば私たち自身子育て世代になっていて。すると自然に“次の世代へ繋ぐ”ということへの興味が強くなってきたんです」
その想いから田口さん達は「クラフト育」という言葉にたどり着き、ひとつのテーマとするようになっていきます。
そして、「のて」から生まれたスピンオフ企画として昨年第1回目となる「コドモのて」を企画・開催。
左官ワークショップや刺し子、プロから料理を教えてもらったり、郷土食の手まりすしをつくったり。ゲームやおもちゃがなくても、初めての“手仕事”に夢中で取り組む子ども達。
また、地元の鍛冶屋さんとコラボして、小刀研ぎやイカさばき体験などの展開も。
そして、来たる11月16日、17日開催の「コドモのて 2019」は、木のぬくもり溢れる輪島市「石川県健康の森」が会場で、子ども達の目が輝くコンテンツ盛りだくさん!
●食のワークショップ
能登の食文化を学んだり、作る喜び、盛り付ける楽しさを味わいながら、食の豊かさに触れるワークショップ。(飲食の販売も同時開催)
●クラフトワークショップ
作家、職人、デザイナーが伝授。素材について、道具について、作る過程、使い方についてを学ぶワークショップ(暮らしを豊かにするクラフト作品の販売も)
●自然体験
能登の里山を知る、遊ぶ、学ぶ体験コーナー
●特別企画 「コドモレストラン」開催!
料理人が子どもをサポートし、親に提供するコース料理を一緒に作り、サーブします。最後には子どもも料理人とのコラボの味を食べてもらいます。また、料理に込められた思いや、食材の話、器の話を料理人、作家、生産者から聞きます。(※予約制)
「でも、伝えようとすればするほど、自分達が伝えるものをまだたくさん持ち合わせていないことに気づかされます」と田口さん。
だからこそ、コドモのては“元こどもの”大人の参加も大歓迎。まずは大人こそ、しっかりと先人の知恵を受け継がねば。
また、現在「コドモのて2019」の運営メンバーも募集中。「“どこかのだれかのため”というより、“自分の子に何をさせてあげたいか”という気持ちで関わってもらえたら」とのことで、ママさんスタッフも歓迎だそう。出店者とのやりとり、広報、会場設営、テーマに沿ったイベント運営の考案など、興味がある部分だけでもOK!(ご興味のある方は下記お問い合わせフォームからお気軽にメールを)
作り手から、子どもたちの手へと繋ぐ「コドモのて」。大人も童心に戻って楽しめる企画満載なのでぜひご参加あれ。