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“住める”駐車場「バンライフ・ステーション」が能登にオープン!

2020.01.28

国内初となる、中長期滞在可能な“住める”民家の駐車場「バンライフ・ステーション」が能登・穴水町の川尻地区にオープンしました。

“住める”駐車場「バンライフ・ステーション」が能登にオープン!
一拠点目となる穴水町の「バンライフ・ステーション」。/写真提供:「田舎バックパッカー」

ちょっと前なら“車中泊”や“車上生活”と呼ばれていた旅や生活の仕方が昨今では「バンライフ」として、ひとつのライフスタイルとして確立されつつあります。

「箱型の車=バン」を拠点に、「生活=ライフ」を送るという意味で「バンライフ」。そして、そうした暮らしを選択する人を「バンライファー」と呼ぶそうです。

バンライファー自体は以前から一定数いたものの、これまでバンライファーに向けた中長期滞在可能な施設はなく、「道の駅」「オートキャンプ場」「RVパーク」など、一時的に車中泊/仮眠ができる施設しかありませんでした。

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バンライフや、モバイルハウスなど、車での生活を楽しむ人が近年増えている。/写真提供:「田舎バックパッカー」

今回ご紹介する「バンライフ・ステーション」は、実は国内では初となる試み。

シェアハウスの駐車場に、車中泊仕様の車を部屋として家にドッキングさせ、家屋のコワーキングスペース、リビング、キッチン、シャワー、Wi-Fi、パソコンモニターなど、生活で必要となるスペースや設備の共同利用が可能です(なんと、畑まで付いています)。寝泊まりなどのプライベート空間は各自の車になるので、まさに“住める駐車場”。

コワーキングスペースは、シェアハウス・オフィス利用者、地域の人たちなども活用することができるので、地元との交流の場としても機能します。

“住める”駐車場「バンライフ・ステーション」が能登にオープン!
寝泊まりは各自の車で、その他仕事やシャワー、料理などは共有のゲストハウス「田舎バックパッカーハウス」が利用可能。/写真提供:「田舎バックパッカー」
“住める”駐車場「バンライフ・ステーション」が能登にオープン!
一見すれば普通の民家の駐車場だが、このコーンが目印。

この企画を手がけたのは、ブログ運営や田舎体験事業を手掛ける「田舎バックパッカー」の中川生馬さん(穴水町在住)と、全国各地に点在する駐車場や空き地を車中泊スポットとして貸し出すシェアサービスを提供する「Carstay」。穴水のこちらの拠点を皮切りに、これから“バンライフ・ステーション”を全国展開していく予定だそう。

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「田舎バックパッカー」中川生馬さん(右)と「Carstay」代表・宮下晃樹さん(左)。/写真提供:「田舎バックパッカー」

Carstay代表の宮下さんは次のように話します。

「新たなライフスタイル『バンライフ』は着々と浸透してきていると思っています。従来の車中泊スポットとは違うこの『バンライフ・ステーション』には、新たなライフスタイルの“夢”が詰まっていると感じています。現在、日本には長期間、車中泊できるスポットはこの能登にある『田舎バックパッカーハウス』以外に存在しません。オートキャンプ場やRVパークなどもありますが、それぞれ滞在の目的が異なり、長期間滞在できるスポットではありません。長期の旅に疲れた人たち、バンライフに疲れた人たち、集中して仕事をしたいバンライファーなどにとって、あらゆる意味での“癒し”効果があるスポットとしての役割を果たすことでしょう。今後、より多くの場所にバンライフステーションが広がり、多様なライフスタイルが受け入れられる土壌を整えていきたいと思っています」

「生活スタイルってひとつじゃない。バンライフ・ステーションは、固定化された考え方に変化を巻き起こしていきたいという想いもあります」とは、田舎バックパッカーの中川生馬さん。

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「田舎バックパッカー」の中川生馬さんと、ご家族。自身も穴水に拠点をもちながらも、車で全国各地の田舎を旅することも多い。/写真提供:「田舎バックパッカー」

実際に穴水町のバンライフ・ステーションにおじゃました日も、バンライフを実践する2組ユーチューバー夫婦バンライファー通称「えりたく夫婦」さんと、ブロガー夫婦「ミチトライフ」さんが約1ヶ月、滞在中でした。

感想をうかがうと「いつもの旅では車の中で生活し、仕事はカフェでしていたのですが、こうやって羽を伸ばしてくつろげる拠点があるのはとてもありがたいです」とのこと。

「バンライファーには、ライターなど情報発信を仕事とする方も確かに多いんですが、大工さんだったり、茶室をトラックに乗せて各地でお茶点てて回ってる人だったり、、本当に色んな方がいておもしろいんですよ(中川さん)」

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バンカーライフ・ステーションがある穴水町の海。/写真提供:「田舎バックパッカー」

特定の住所を持たない“アドレスホッパー”という概念も広がりをみせる今日。バンライフ・ステーションは、暮らし方の選択肢を広げると同時に、全国各地に点在する空き家や空きスペースの利活用を進める一手としても期待されます。

また、このバンライフのトレンドに合わせたかのように、先週124日(金)から、テレビ東京では、サラリーマンが車旅、車中泊をしながら品で滅しそうな食堂を追いかけたドラマ「絶メシRoad」の放送を開始しました。

バンライフや車中泊など、今後も車を掛け合わせた社会に注目が集まりそうです。

■ Carstay株式会社について

Carstay株式会社は「誰もが、好きな時に、好きな場所で、好きな人と、一緒に過ごせる世界をつくる」というミッションを掲げ、「MaaS(マース)(Mobility as a Service)」領域において、新しい旅と暮らし「VANLIFE(バンライフ)」をテーマに事業展開しているスタートアップ企業。2018年6月に創業。(https://carstay.jp/

■ 田舎バックパッカーについて

「田舎バックパッカー」こと中川生馬は、田舎への“旅”と“ライフスタイル”の2つを軸に、広報、ライター、ブロガー、ウェブ制作、田舎体験、移住先の地元産食材の販売サポート、中長期 車中泊滞在可能な「バンライフ・ステーション」・シェアハウスとオフィス・コワーキングスペース・田舎暮らし体験などを含めた多目的・多用途の「田舎バックパッカーハウス」の運営など、フリーランスとして様々な事業を手掛ける。

約10年間の中小やグローバル企業での広報職を経て、2010年10月、都会以外のライフスタイルを探求するために日本の田舎/地方を中心にバックパッカー旅へ。2012年、バックパッカーの拠点としてハイエースを“動く拠点”を導入。2013年5月、神奈川県鎌倉市から能登の人口約120人の農山漁村 穴水町岩車に移住。

ブログ「田舎バックパッカー」を運営。フリーランス/個人事業主。米オレゴン大学卒。神奈川県鎌倉市出身。

名称

バンライフ・ステーション

URL

http://inaka-backpacker.com/blog/2019/12/japan-first-vanlife-station/

料金

1ヶ月プラン(15日以上~30日未満】

●22,000

3日間お試しプラン】

●1500円/1日。その間、プラン変更が可能です。

備考

●利用料金詳細はこちら

●応募条件とご利用の申し込みはこちら

住所

 石川県鳳珠郡穴水町字川尻タ31

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