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はじめての「ぷらっと仙台」

2020.02.12

※山形へ移住したライター中島による、山形で体験するはじめての出来事を記録するコラムです。

山形暮らしを始めた頃に驚いたことのひとつが、仙台との近さ。108万人をかかえる大都市仙台。住み始める前は、山形の暮らしと仙台を結びつけるなんて発想は微塵もなかったのですが、実際のところはとっても近かった。

はじめての「ぷらっと仙台」
仙台の一番町商店街。中心市街地の南北をつらぬく巨大なアーケード商店街!
はじめての「ぷらっと仙台」
仙台の勾当台公園。伊坂幸太郎の小説の舞台地めぐりをしてみたり。

山形市から仙台市へ行く手段は、車か高速バスか電車。車と高速バスでは片道約1時間、電車ではJR仙山線で約1時間20分。わたしは高速バスをよく使います。

高速バスの乗降場は、山形駅前と山交ビルバスターミナル、南高前、山形県庁前の4つあり、仙台では広瀬通一番町、仙台駅前、県庁市役所前の3つです。だいたい15分に1本、時間帯によっては12分に1本、始発は5時50分から、最終は22時20分頃(2020年2月現在。正確なダイヤは山交バス株式会社HPにてご確認ください)。

はじめての「ぷらっと仙台」
山形駅前の乗車場。平日の早朝や終バスに近づくと、長い行列ができる。

乗り換えもなく、一度バスに乗ってしまえば、本を読んだりウトウトしているうちにあっという間に仙台に到着。なにより15分に1本あるのがありがたい。ダイヤによってスケジュールを拘束されることもなく、来たバスにひょいと乗るイメージ。

このように山形―仙台間のアクセスがいいので、山形と仙台とで通勤・通学する人は珍しくありません。私の友人は仙台で暮らし、週末は山形のアトリエで制作活動をしているなど、2拠点居住をする人もいます。

はじめての「ぷらっと仙台」
バス料金は片道950円。回数券を買えば少しお得に。通勤・通学用の定期券もあります(2020年2月現在)

日用品は山形で揃いますし、ネットでなんでも手に入る時代なので、山形暮らしになんの不便もないのですが、主要都市をまわるライブツアーや巡廻展などのイベントやそのほか都市の機能が必要なとき、山形のお隣には仙台があるという事実。これはでかい。

自然豊かで、スペースにゆとりがあって、温泉があって、食べ物がおいしい山形暮らしをベースに、必要なときに気軽に都市の要素を取り入れるという、いいとこどり?ともいえる暮らし。「仙山生活圏」として、仙台と山形をひとつの大きな生活圏として捉えてみる、という考え方もあります(詳しくはこちら)。

今回は交通手段として高速バスをご紹介しましたが、JR仙山線では山間を電車で走り、夏の新緑や秋には紅葉といった、バスとは違った景色が楽しめるので、季節によって電車移動もおすすめです。

≫「はじめての山形」シリーズのアーカイブはこちらから。

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