広がるテレワーク。鎌倉・湘南エリアで職住融合の暮らし方を考える
暮らし方・働き方を考える
新型コロナウイルスの影響で、東京を拠点とする大手企業でもテレワークが導入されるなど、働き方に大きな変化が訪れている。
もちろん、この騒動が起きる前から、鎌倉市や逗子市、湘南エリアでは、職住近接の考え方や、働く場所にとらわれない人たちが移住をし、自宅の一角をワークスペースにするといった職住融合の考え方はあった。
今後、働く場所にとらわれない、自分らしい働き方を求める人は多くなるであろう。東京までの通勤時間や駅からの徒歩距離などの分かりやすい利便性だけで住む場所を探すことは、もはや古いのかもしれない。自宅としての心地よさに、仕事をする場としての環境のよさを加えて検討し、朝のリフレッシュや息抜きのために海や山に行く。自宅の庭で野菜を育て、家族との時間も大切にする。そんな暮らし方を求める人がより増えるのではないだろうか。
■住むことを重視して探すとなると、住居系(兼用住宅可)の物件が適していると思う。
広い庭がある一軒家を借りて、一部をワークスペースにという考え方でいうと、こういった物件がピンとくる。銭洗弁天に向かう道から少し中に入ったところ。佐助の住宅街ならではの豊な庭と山の緑が、仕事の息抜きや家族との暮らしを考えても充実した鎌倉暮らしを約束してくれそう。
鎌倉R不動産|「この庭あつまれ」
二階堂の鎌倉宮にも近い立地の場所で、住居と小さなワークスペースを構えるのであれば、この物件もおすすめ。小さいが庭もあり、戸建住宅の良さを楽しみながら、職住融合の暮らし方がスタートしやすい。駐車場スペースが2台分確保できているのも魅力だし、バス利用もしやすい。
鎌倉R不動産|「二階堂の試み」
■こんなご時世だからこそ、鎌倉市内にテレワークの拠点を事業として展開するのも実は面白いかもしれない。
駅から少し距離のある大町に位置するこの物件は、周辺に住む人が集う拠点としての利便性に優れ、逆に観光客はまばらなエリアだからこそ、ワークスペースと地域とのコミュニケーションの場として生まれ変わる可能性がありそう。
鎌倉R不動産|「四連窓の大正レトロ」
藤沢駅前という人が集まりやすい便利な立地で、期間限定(今後再開発によるビルの取り壊しが予定されている)の賃貸物件を借りて、最後まで面白く使い切る。今後建替えがあったとしても、この場所で面白いことができた、という爪痕を残すことに意味があると思えるビンテージテナントビルである。
海を見ながら仕事をすることが夢だったという方は、この物件は外せないと思う。材木座海岸の目の前。134号線沿いの商業施設の一角で、地下階ではあるものの、海が目の前という圧倒的なロケーション。サーフィンやビーチヨガをしてから仕事、という理想的な鎌倉暮らしをスタートできる。
鎌倉R不動産|「海欲を満たす場所」
厚生労働省では新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークを新規で導入する中小企業事業主に対して助成金制度を設けている(令和2年2月17日~5月31日)。
もしかすると、これからの働き方、そして自分の理想の暮らし方を考えるチャンスなのかもしれない。
※参照