ARIMA ONSEN ショートトリップのススメ
有馬温泉
神戸には、中心部からたった約30分で行ける名湯があります。
旅が好きです。
その旅先が、世界の国々でも、日本国内でも、ご近所でも。
そして、長期間でも、たった二時間でも。
個人的には、日常の生活に少しのアクセントを与えてくれるショートトリップが1番好きです。
私(神戸R不動産スタッフ/ウオズミ)が、昨年まで暮らしていた東京都台東区には、「六龍鉱泉」という黒いお湯(通称”黒湯”)が湧く温泉銭湯があり、当時よく通っていました。
銭湯は社交の場。江戸っ子のおばぁちゃん方に「こんにちは~」なんてご挨拶から始まり、かつての街のことや、銭湯でのお作法なども沢山教わりました。そんな楽しい黒湯のお陰でその頃は冷え知らずだった記憶があります。
そんなエピソードもあり、たまに無性に温泉に入りたい衝動に駆られます。
「神戸にいい感じの銭湯があればなぁ〜。でもスーパー銭湯みたいなのは嫌!風呂上がりのビールは外せないから車なしでいけるところがいいし・・。」
そんな私の要望を全て叶えてくれる場所がありました。
そう、関西屈指の奥座敷、かの豊臣秀吉も愛したという有馬温泉です。
有馬温泉は神戸市北区有馬町にある日本三古湯の一つとされる名湯。
鉄分を含み空気に触れると茶褐色に変わる「金泉」と、無色透明の「銀泉」が湧いており。それぞれ共同浴場の「金の湯」「銀の湯」で気軽に楽しむこともできます。
有馬温泉は、老舗温泉街で歴史も深く、比較的に宿泊代が高いとされています。そのため、地元の方は、あまり気軽には行かないとのこと。
「もったいない!あんなに良いお湯が、神戸の市街地の近くで湧いているのに!」
そうなんです。
有馬温泉の素晴らしさは、泉質もさることながら、神戸の市街地からの距離の近さと言っても過言ではないでしょう。
市街地のすぐ近くに六甲山がそびえ立つ神戸の特徴とも言えます。
三ノ宮から有馬までは、公共機関なら神戸電鉄、阪急バス、JRバスの選択が可能で、所要時間は約30分ほど(片道700~円)で到着します。
(三ノ宮駅から発着する阪急バスの詳しい情報はコチラ)
私自身がよく利用するのは、仕事に煮詰まって息抜きしたい時。
早めに仕事を切り上げ有馬入りし、一晩ゆっくり温泉につかってぼんやり過ごす。
そして翌朝、有馬からオフィスへ直接出勤するコース。
大した距離ではないので移動疲れもなく、一晩、温泉に浸かるだけで頭の中がスッキリとリフレッシュします。
有馬と言えば、数々の老舗旅館がありますが、今回は自分一人だけの旅なので、ただ良い湯につかり、自分の時間を持ちたい方にオススメするホテルがこちら!
「ミント・リゾートイン・アリマ」さん。
ホテル自体はビジネスホテルのようなつくりでこれといった特徴はないのですが、有馬温泉内では低価格な宿泊料と、なんといっても、敷地内の地下800メートルから湧く自家泉源の温泉(金泉)が最高なんです。
自家泉源でも加水するところもありますが、こちらは一切加水なし!
良質な湯に大満足。
ただし、お風呂自体は小さく、3名以上入るとゆっくり出来ないため、なるべく他の人とかぶらない時間帯を狙っていくのがオススメです。
お宿代が浮いた分で美味しくご飯を食べに行きましょう!
宿泊ではなくても、外湯で老舗旅館のお風呂を楽しんで、1杯吞んでバスで帰ることも出来ますよ。
(有馬温泉外湯情報はコチラ)
「暮らすように旅をする」は、今のスタンダードになりつつありますが、「暮らしの中の身近にある旅を楽しむ」にも、もっと目を向けていきたいと考えています。
神戸からは、有馬温泉へのショートトリップのご紹介でした。
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【取材協力】 【そば・むら玄】〜閉店しました〜 【ミソノmisono】Curry noodle's & Belgian beer 営業時間
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