みんなでバンドやりませんか?
ウィズコロナ、ローカルコミュニティにいて楽団を結成することの意義
このblogは、real localの書き手たちが最近思っていることをつれづれなるままに綴っていく
コーナー。当番が回ってきました。半分妄想・半分マジというノリで書かせていただこうと思います。
新型コロナウィルスの影響で今年の事業計画が狂った・売上への打撃が半端ない、など、すっきり晴れない思いを抱えている方々も未だ少なくないのではないでしょうか。
あの、「バンドやりませんか?」
6年前から僕は神戸に移り住んでいますが、毎週末三宮の南側の都市公園「東遊園地」でファーマーズマーケットが行われています。そして毎年秋、11月頃に、収穫祭を兼ねて「Farm to Folk」というイベントも開催されています。そこに向けて、みんなで演奏の練習を重ね、お披露目をするのです(まだ了承も何もありません。完全妄想。でも、まずは言ってみることから)。
僕の生まれは愛知県尾張地方の犬山市という城下町なのですが、毎年桜の季節になると犬山祭という、山車(だし)が盛大に出るお祭りが催されます(今年はコロナで中止になってしまいました)。よく覚えているのは、山車に乗るお囃子の太鼓を叩く地域の子どもと、笛を担当する若衆が、祭りの半年前くらいから、週に一度とか、集会所で夜な夜な練習をする光景。集まってワイワイすることだけでも楽しいし、演奏を教わり、最終的に本番に向けて何度も合わせていき、本番を迎える。一連の一体感。本番を終えた後は、大人も子どもも混じっての納会。僕自身小さいときに太鼓を叩かせてもらっていたのですが、忘れがたい思い出です。僕は演奏を伴う祭りがある町に生まれ育ったことを幸福に思っている。
神戸のファーマーズマーケットの正式名称はEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET。そこから、EAT LOCAL KOBE FARMERS BAND、なんてどうだろう?(繰り返しですが、現時点ではただの妄想です)農家さんも、一日の作業を終えた後で楽器を練習する。もちろん、農家に限らない。茅葺屋根の職人さんも。建物の施工をしているビルダーの人たちも。ショップオーナーも。移住者たちが多く集まっているシェアオフィスのメンバー。六甲山の材木の活用の活動をしている人たち(六甲の山の木を使ってカホン※を作っていなかったっけ?)。いい年をしたおっさんも、20代の若人も、入り混じって。人数が多ければ多いほど楽しいし、大所帯であれば、楽器の上手い下手はさほど気にならない。バンジョーもいれば、タンバリンも、ジャグバンドっぽくDIYでつくった楽器で弾く人がいても面白いんじゃないか。
※木製で、図工室のイスのような形をしているペルー発祥のパーカッション。
夜、定期的に集まって練習をするとなれば、酒が欠かせないだろう。幸い神戸の素材(大麦、ホップ、水)を使ってビールを醸造しているブリュワリーも近所にあるので練習後にはいかんなく美味いビールを消費できるだろう。もちろん、地域の居酒屋にも繰り出すきっかけにもなる。また、望みたくはないけど万が一コロナの第二波が来たなら、ZOOMを使いながら演奏を合わせて気晴らししよう。
一緒に演奏するということはローカルコミュニティにおいて、世代や立場も横断しつつ、共有感一体感を得るのにとても良い手段だと感じている。
秋の本番お披露目では、投銭なのか、定額なのかわからないけど、お金をいただきたい。もちろん儲けることが主旨ではないが、売上は、今年コロナで苦しんだ事業者たちに少しでも還元されて欲しい。言うまでもないが、秋のイベントを盛り上げることにも貢献できたら嬉しい。(秋のイベントが確実にできるのかわからない? 万が一延期になったとしても、次のお披露目の機会を目指して、粛々と練習を続けよう)
確かに今年のコロナは誰にとっても予想もしない出来事だけど、とは言え、人間はいにしえより疫病や不作や戦や、なにがしか不慮の出来事に常に見舞われながら乗り越えてきただろう。そして農村の祭りには舞いや音楽の奉納が欠かせないように、現代のローカルコミュニティにも、支えとして心地の良い音楽が必要だ。
間接的に地域の消費につながり、なおかつ、こんなときこそ愉快なことがしたい。
というわけで、みんなでローカルバンドやりませんか?
当方、演奏経験初心者。洗濯板なら多少かじったことあります。
※冒頭に書いたとおり、半ば妄想ですが半ばマジ、もし手を挙げてくださる方いたら始動したいです。酔狂な方いらっしゃいましたら、下記の問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。