”チーム笑夢カレー”で進み続ける「笑夢カレー」芳賀眞さん
インタビュー
2006年10月19日の1号店オープンから15周年を迎えた「笑夢カレー」。
福島でスパイスカレーと言えば必ず名前の挙がる、地元では抜群の知名度を誇るお店です。オープンから二人三脚で「笑夢カレー」を営んでいる芳賀眞(まこと)さん・航(わたる)さんご兄弟。この記事では、兄・眞さんのインタビューを掲載しています。
現在は福島市を中心に3店舗を展開し、キッチンカーでのイベント出店やレトルトカレーの販売まで。幅広く事業を手掛けているのは、創業者である眞さん。どのようにして笑夢カレーを大きくしていったのか。そのチームビルディングについて伺いました。
お客さんから”チーム笑夢カレー”の一員へ
弊社で働く人は、だいたいがお客さんだったんです。みんな共通しているのは、カレーが好き、接客が好き、笑夢の楽しそうな雰囲気が好きということ。”カレーを通じてコミュニケーションを取る”事を意識してずっとやってきたので、やっぱり嬉しいですね。
スタッフとは積極的に意見交換して、ビジョンを共有するようにしています。1ヶ月後のことはスタッフもある程度予測できるじゃないですか。でも、数年後のことは私にも分かりません。社内でのポジションや個人個人の生活も変わっているかもしれません。
私が「いま何かやってみたいことあんの?」とか「こういう事業始めようと思ってんだけど、どう思う?」とか声を掛けて、それに色々と答えてもらっています。思ったことを率直に言い合えるっていうのは、小さな会社の弊社にとっては大きな強みですかね。
個人の価値を高める
社員には「これからの時代は一つの仕事で大成するのは難しいから、個人としての価値も高めていって欲しい。最低でも2本、事業展開してみろ」と伝えています。
副業でカレー教室をやったり、アパレルをやってみたり、会社を上手く使いながらやっていくとお互いを高められると思うんです。まだひとつも実現はしていないのですが、(スタッフやその家族のことまで考えて)各々のスタッフが何ができるだろうと常に考えています。
例えば、いま通訳やってみたいというスタッフがいます。外国語のメニュー作りや交流イベントを企画すれば、店にたくさん外国人のお客さんが来てくれるようになるかもしれません。異文化に触れ合うきっかけとなるアクションとして、一緒になって作り上げていきたいです。
新しいことに挑戦している人を見ると、ワクワクしますよね。それぞれ考え方が違いますし、良い刺激になります。やりたいこと、熱量を持った人たちが集まって、それが周りに伝播していって。
スタッフが頑張ってくれているから、個人の能力が上がっていったから、少しずつですが苦しい時に頑張れる強いチームになってきたと感じています。
広がる笑夢カレーの輪
あと数年で弟(航さん)に会社を完全に任せようと思っています。でもその前に、私が会社に貢献できることにみんなで取り組みながら、日本全国で笑夢カレーを表現したいですね。
地図を広げてスタッフのみんなで「次は四国に出店するとかどうっすかねー!瀬戸内海って響きが良いし、レモンも有名じゃないっすか!」っていう風に話し合っています(笑)。
一旦店を出してしまえばみんなで手伝いにも行けますし、現地の人や地域とも繋がることができます。マーケットは海外も含めてどこにでもあると考えているので、笑夢カレーが広がっていってくれれば面白いですよね。
美味しいカレーの提供は当たり前として、今後もカレーを通じてお客さんや仲間、地域とコミュニケーションを取る事はブレずにやっていきたいです。
名称 | Curry dining bar笑夢 |
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住所 | 福島県福島市大町2-35佐藤ビル2F |
TEL | 024−522−1841 |
営業時間 | 11:30〜14:30(Lunch Time) |
定休日 | 毎週火曜日(※月曜はランチ営業のみ) |
備考 | ○笑夢 CURRYRIA&CAFE
18:00〜21:00
○CURRY LABORATORY 笑夢 かわまちてらす店 宮城県名取市の[かわまちてらす閖上]内にオープンした3号店です。
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