七尾×ANAグループが実現!持続可能な観光を目指す、地域でのワーケーションが商品化!(12/1日より販売開始)
ワーケーション
そろそろ終わりを迎える、2020年。
今年は、新型コロナウイルス流行により、地球規模で多くの物事に変化が訪れた1年となりました。
そして今もなお、新型コロナへの恐怖や不安が募る日々は続き、まだ出口は見えていません。
しかし、生活様式や移動の制限、働き方や各業界の経営状況、日常における楽しみなど、これまで世の中で「当たり前」とされてきたことに大きな変化の力学が働いたことで、時代に合わせた新しい取り組みへの意識や世の中の流れを感じる場面も見られるようになりました。
本記事では、その流れの中で、「能登・七尾の持続可能な観光のあり方」を目指して活動する、能登七尾サスティナブルツーリズム推進協議会と、ANAグループの事業連携についてご紹介します。
能登七尾サスティナブルツーリズム推進協議会 × ANAグループの挑戦
能登・七尾を中心に、今年から活動を開始した、能登七尾サスティナブルツーリズム推進協議会。
現在、当協議会では、和倉温泉でのワーケーションモニター受入を実施するなど、地域でのワーケーション受入推進のための実証実験や仕組みづくりを行っています。
新型コロナの影響により、主に都市部の多くの企業で、在宅勤務やテレワークが広く普及したことで、場所に縛られない働き方が可能となり、働きながらバケーションを楽しむ「ワーケーション」が注目されはじめました。
七尾では、従来の、地域外からお客さまが訪れて”地域を消費する”観光ではなく、「地域の持続可能性につながる観光」の在り方を目指す協議会として、ワーケーションを足がかりに、地域とお客さまがつながる”関係づくり”としての観光を推進していきたい考えです。
そんな七尾のような受入地域がある中で、お客様を運ぶ足となる航空業界の動向も注目されています。
各業界の中でも、特に新型コロナによる大きな影響・甚大な被害を被っている航空業界もまた、現状打破の一手を模索している最中です。
ANAグループは、新しい試みとして、仕事をしながら暮らすように地域に滞在し、体験プログラムを通じて地域の魅力を触れることができる旅「ANAワーケーション」の商品化を開始しました。
そして、ワーケーション商品における受入先地域として、ANA便が運航する「能登空港の利用促進」も狙いの1つとしつつ、七尾が候補地として選定されました。
正式な選定にあたり、先月11月中旬に受入した現地視察コンテンツのうち、ワーケーションの体験プログラム候補として、これからの季節に旬を迎える「能登牡蠣の牡蠣棚見学&ランチ」の様子を紹介します。
地域体験プログラム「能登牡蠣の牡蠣棚見学&ランチ」の視察を紹介!
視察当日は、冬の到来を感じられる少し肌寒い日となりました。
移動の車中、「北陸の秋から冬にかけては、こんなに寒いんですね~」と口々に感想が飛び交う中、能登牡蠣養殖の町・中島町を目指します。
道中には、能登の里山里海の風景が広がり、毎年この季節に渡ってくる白鳥の群れにも遭遇!「え??田んぼの中に白鳥?」と驚く、ANAのみなさん。
たしかに、白鳥=湖のイメージが強いですが、能登では田んぼに白鳥がいる光景が当たり前。自分たちにとって当たり前の風景でも感動してもらえるなんて、これは能登の強みなのかもしれないなー、と思いつつ車を走らせていました。そうこうしている間に、牡蠣棚が見学できる場所に到着。
そこに待っていたのは、七尾市地域おこし協力隊(中島地区)の白畑さん。
船に乗り込みいざ七尾湾へ出発!
強い風の中、船が進んでいくと、、、一面に広がる牡蠣棚が見えてきました!
能登牡蠣が養殖されている七尾湾には、里山から流れてくる植物性プランクトンが豊富に含まれているため、他地域では通常出荷までに2~3年を要するところ、能登牡蠣はわずか1年で出荷が可能です。
身はやや小ぶりですが、肉厚で甘みが強いのが特徴で、牡蠣が苦手な人でも食べられると言われるほど。見学では、普段なかなか見ることのできない牡蠣の生産現場に、みなさん終始興奮状態でした!
白畑さんの知識・解説力も素晴らしく、クイズで場を盛り上げたり、その場で牡蠣を剥いて触れることが出来たりと、お話だけではない参加型の見学が楽しかった!との感想をいただきました。
能登牡蠣の牡蠣棚見学の次は、いよいよお待ちかねのランチタイム!
のと鉄道「能登中島のホームで食べることのできる牡蠣コース」が名物です!
ランチの場所は、駅の近く、ではなく、「駅の中」。
電車も見ることができる、そして電車のお客さんからも見られる、というなんとも不思議なロケーション。
人目に慣れたら、目の前には、お酒で蒸された牡蠣が良い感じに食べ頃を迎えていました。
直前に生産現場の牡蠣棚を見学しているので、格別に美味しさが増した気持ちがしますね。
ANAのみなさんも、慣れると上手に牡蠣を剥いて召し上がっていました。
食べた瞬間のその笑顔から、言葉にしなくても納得のいく満足感が伝わってきて、受入側スタッフとして、素でホッとした瞬間でした(笑)
地元の人に出会い、地元の人と話しながら、一緒にその地元の食材を食べる。
この体験をきっかけに、来年もこの時期にお客様が牡蠣を食べに帰ってきてくれたり、地元の人達とのつながりや縁がずっと続いていってくれたらいいな、という想いがあります。
当協議会として、地域とお客様がつながる体験として、今回の牡蠣見学&ランチのコンテンツには可能性を感じています。
そして・・・視察を経て、なんと!七尾ワーケーション、商品化が決定!!
2020年12月1日より販売開始!!!
「ANAワ―ケーション能登七尾 ~能登の里山里海を体感する旅~」
航空券+宿泊に加え、体験プログラムとワークスペースがセットになった商品となっております。
もちろん、視察して頂いた牡蠣棚見学+牡蠣づくりランチも体験プログラムにあります!詳しくはこちらからご覧ください。