郡山編集部のまち歩きツアーin逢瀬町
ローカルツアー
real local学生編集部が、自らの目線で街の宝を再発見する「郡山編集部のまち歩きツアー」。その第一弾は郡山市逢瀬町です!
春の訪れと共に、一緒に活動を進めていたライターの関根優花が卒業を迎えました。
寂しさがつのりますが、彼女の社会人としての活動を応援しつつ私たち学生編集部も新体制で引き続き活動していきます。新たなメンバーとして2名の学生が加わり、郡山の自然豊かな地域のまち歩きをしてきました!
今回私たちが、まち歩きの場所として選んだのは郡山市西部にある逢瀬町。
案内をしてくださったのは、学生時代に田舎体験交流でこの地を訪れ、地域の魅力に惹かれ移住までしてしまったという中潟亮兵さん。
周囲の反対を押し切ってまで移住したという中潟さんが、学生時代に感じたこの地域の魅力って何だったのでしょうか?そんなことを思いながらまち歩きはスタートしました。
最初に訪れたのは、中潟さん行きつけのお店である蕎麦屋「箸ば味」。
地元のお母さんたちが営む、とても温かい雰囲気の中で食べる手打ちそばが絶品でした。
食後のサービスコーヒーをいただきながら、店員さんと中潟さんとのお喋りを聞いていると、なんだかおばあちゃんの家に来ているような感覚になりました。
食事を終え、一行が向かったのは県内で珍しいワイン醸造所の「ふくしま逢瀬ワイナリー」。東日本大震災により風評被害に遭った農家さんの復興の手伝いとして果実を使ったお酒の製造と販売をしています。店内では農家さんの想いが詰まった美味しいワインを試飲でき、ワインに合う食材や手作り小物もたくさん置かれていて、私たちがまだまだ知らない福島の魅力を垣間見れました。
店員さんに話を伺ったところ、「既存の事業で競争をするのではなく、誰もやったことのない事業を!」ということから、ワイン用ブドウの栽培が始まり、そこからは食用ブドウからワイン用ブドウの栽培に変えた農家さんも増えていったそうです。
ここ逢瀬ワイナリーが地域産業の一助にもなっているんですね!!
続いては、まだ地元の方でもあまり知られていないという隠れスポットに迎いました。
そこはご近所に住む渡部さんのご結婚の記念に植栽されたという、日本三大桜の一つ「三春の滝桜」の子孫桜が見ることが出来る場所です。
その足で渡部桜から歩いてすぐのところにある、「なんだべ村」という自然と触れ合える農家民宿にやってきました。
到着して、オーナーの石井さんにご挨拶させていただくと、見ず知らずの僕たちに焼き立てのパンを振る舞ってくださり、「なんだべ」のおもてなしに感動!!米粉入りのパンはもちもちでとっても美味しかったです。
パンなどを作る加工場や手作りの移動式石窯、牛小屋を地域おこし隊の方々と一緒に改装をした部屋などを見せてもらいました。どれも手作りだそうで、「ここに遊びに来てくれる学生たちと一緒に作ったりもしているんだよ」と聞いて、びっくり!私も是非一緒に作ってみたいと思いました。
なんだべ村を後にしょうとしたその時、なんと天然記念物のカモシカを発見!地元の方でも見るのは珍しいとのこと。見れて幸運でした!
自然豊な「なんだべ村」をでて、逢瀬公園に向かう途中に気になる看板を発見!「赤坂パラダイス」。
看板に誘われるように山あいの砂利道を抜けていくと、なんと釣り堀が!
赤坂パラダイスの名前の由来はここの地名の赤坂原にあり、赤坂原のパラダイスになるようにと言う想いが込められているそうです。
釣った魚はその場で塩焼き、フライ、唐揚げはもちろん、刺身でも食べることができます。
コロナ禍の休業中にオーナーの遠藤さんの息子さんが飲食スペースの全改装を手掛けられたのだそう。改築された木製の空間が今どきでおしゃれ、かつ安心する雰囲気、改築が本格的なもので驚きました!
まち歩きの最後に向かったのは、お花見シーズンにより家族連れが多くいる逢瀬公園。この地域には「キャベツ餅」というご当地B級グルメがあります。逢瀬公園内にある逢瀬茶屋にはここでしか食べられない「キャベツ餅ステッィク」があるという情報を入手。
お店の方のご厚意でお店の方にご馳走していただきました!
お腹も心も満たされたところで町まち歩きは終了。
少し名残惜しくしている学生メンバーに対して、ここまで案内してくださった中潟さんが「逢瀬町には他にも案内したい場所がたくさんあるので、ぜひまた訪れてください!」と仰ってくださいました。
今回のまち歩きでは、町のみなさんがとにかく温かくて優しい方ばかりで郡山の市街地では味わえないようなことがたくさん味わえました。今度は、なんだべ村に泊まって逢瀬ワイナリーのワインを飲んだり、この町の方との交流を深めていきたいです!
休日に自然豊かなこの地に足を伸ばしてみてはどうですか?