【鹿児島県日置市】子どもから大人まで楽しめる夢の一日/OLIVER LAND
イベント情報
鹿児島県西部の日置市からの定期発信。今回紹介するのは、ここでしか味わえない食、ここでしか体験できない遊びが詰まった、一年で一日だけのイベント「OLIVER LAND」です。2020は中止でしたが、帰ってきました!
約2年ぶりに、OLIVER LANDが帰ってきた!
コロナ禍によりイベントの中止や延期が相次いでいた昨今、嬉しいニュースが飛び込んできたのを今でも鮮明に覚えています。
鹿児島県も緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域となり、これまで当たり前であった外食や休日の遊びも制限せざるを得なく、県民の当たり前であったイベントや行事も悉く中止となり、どこか暗いムードが漂っていました。
後から聞いた話ですが、開催するにあたってこれまでには考えられない障壁がいくつもあったそうです。
「OLIVER LANDを通じて、市民県民の方に明るい話題を届け、勇気というか、少しでも元気になってもらえると嬉しい」そう気丈に話す実行委員長の橋口さん。
飲食店を営む経営者が集まるOLIVER LANDのメンバーだからこそ、お客様が喜んでもらえることを一番に考えたそうです。原点に立ち返り、そして時代の変化に対応しようと四苦八苦したからこそ、OLIVER LANDだからこその道が開けたのだと思います。
鹿児島県日置市を舞台に2018年から開催してきたOLIVER LANDは、「子どもから大人まで楽しめる夢の一日」をコンセプトに、ここでしか味わえない料理やここでしか楽しめない遊びが集結する一日限りのイベントです。
日置市の特産品であるオリーブを中心とした日置市内の食材を活用した料理を、出店者がこの日のために企画開発を行い提供します。日置市内外のお店も多種多様に集まり、ここでしか味わえない限定メニューを食べることができるのがOLIVER LANDの特徴。普段のお店では提供していないメニューを楽しめるとあって、これまでも県内県外各地からたくさんのお客様で賑わってきました。(2018年開催時は約8,000人、2019年時は約13,000人の来場者数)
食を中心としながらも、音楽ステージやワークショップ体験などの五感で楽しめる遊びも充実。ここでしか味わえない料理、ここでしか楽しめない遊び、まさに夢の一日です。
これまでのOLIVER LAND
2018年、2019年と開催してきたOLIVER LANDは、オリーブを使った料理開発やハロウィンをテーマとして、季節感あるイベントとして開催してきました。
会場も日置市役所本町前広場や伊集院総合運動公園など、規模に応じて日置市内の公共施設を使用し開催することで、どなたでも来場しやすい環境を整備。共催として取り組む日置市の、官民連携事業として地域活性化のための取り組みとして伴走する職員の姿もあり、活気にあふれていました。
市内外の飲食店による限定メニューは、他のイベントにはないOLIVER LANDならではの魅力として注目を浴びてきました。
飲食店同士のコラボメニューや地元学生とのコラボなど、これまでにない何か新しいものを体感できるワクワク感こそが、OLIVER LANDの魅力なのだと思います。
約2年越しの開催となった、第3回目のOLIVER LAND
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったOLIVER LAND。
「コロナ対策に考慮しながら開催できる方法を探りましたが、やむをえず断念しました。でも、あの経験があったからこそ、今回の開催に結び付けられたと思っています。」と語る実行委員の田知行さん。これまで誰も経験したことのない状況から新しいイベントのカタチを創り上げていくのは、相当な覚悟が必要だったようです。
そんな中でも、「今できることに全力を注ぐ」という決意の中、行政との調整や地域住民への挨拶まわりなど、必ずやってくる開催に向けて力を尽くし、万全を期しての開催となった、今回のOLIVER LAND。想いを反映するかのようなタイトルは、「そこのけ!そこのけ!おりばーらんど 豊作の宴」。
世の中の暗い雰囲気を吹き飛ばしたい!日置市に鹿児島に明るい話題を届けたい!そんな想いの詰まった熱気に溢れたフレーズがとても印象的です。また、どこか懐かしくノスタルジックな雰囲気を感じてもらうことで、日置市の古き良き魅力を感じてほしい、という想いも込められているそうです。
OLIVER LANDの特徴でもある「食」については、日置市の生産者により収穫された旬の食材をテーマとして扱い、各出店者が限定メニューとして開発。日置市の特産品であるオリーブやお茶、旬の野菜やみかんなどの果物、ちりめんなど、秋の味覚を使用した、「ここでしか味わえない特別な料理」が提供されました。
人の温かさ、一体感
これまで関わってきたメンバーに加え、OLIVER LANDの想いに賛同するメンバーが多数加わった今回は、これまで以上に多くの人員体制でお客様を迎えることになりました。
日置市内外のさまざまな業種の方が参画し、それぞれの役割をそれぞれが全うする。その中で生まれるコミュニケーションに、地域という大きいようで小さなコミュニティで生まれる人の温かさに触れたような気がします。コロナ禍によって生まれた距離感によって、これまで当たり前であった人と人との繋がりは、実はとても素敵な出会い・縁であると感じることができました。
飲食店やお客さん、行政や民間、立場は違えど、みんな地域を愛する者同士、OLIVER LANDを愛する者同士、食を愛する者同士、大きな一体感がそこにはありました。
最後に、OLIVER LANDはこれからも新しい発見や驚きを提供する取り組みを行い、日置市の魅力を多くの方に知っていただく企画を行っていくとのこと。
常に挑戦を続けるOLIVER LAND、日置市の今後が楽しみです。
屋号 | OLIVER LAND |
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URL | |
住所 | 鹿児島県日置市伊集院町下谷口2129-5 |