【福岡県古賀市】オンリーワンな桐箱を求めて「木工房やすかわ」
お店の情報
地域のお店情報です!
どの家庭にも一つはあるんじゃないでしょうか?
ちょっとした贈答品から、お洋服や大切なものをしまう代表的なハコ「桐箱」。
今回は、私の大好きなお店をご紹介したく、
桐箱などをメインに製作をされている「木工房やすかわ」さんにお邪魔してきました!
場所は福岡市と北九州市の間に位置する自然も豊かな古賀市の薬王寺という場所。有名な温泉方面へ行く道中から、民家のほうへ細い脇道を下り進んでいくと・・
実は、この工房、知る人ぞ知る・・じゃないと到底知りえない場所にひっそりとございます。(詳細住所は備考欄ご参照ください!)
民家に紛れてひょこっと看板がお出迎え。この目印を見落とさないようにしてくださいね。
このまま進むと工房とギャラリーが見えてきます。
こちら日曜日の10:00~16:00のみギャラリーが営業されており、今日は、よしふみさんがご案内してくださいました。
己敏さんは加工担当、よしふみさんはデザイン担当、という素敵な兄弟タッグ!よしふみさんの「あとりえ Wai(ワイ)」の作品も一緒に並んでいます。
工房は、なんと精米場として利用されていた実家の納屋をご自身で作業場として改装された空間。
天井が高く、いい感じに当時の風合いも残っていて工房を見ているだけでもワクワクしてしまいます。
今回、特別に作業現場にお邪魔させて頂きました。
18歳より桐箱製作会社に勤められ、定年後に独立された己敏さん。
この薬王寺に工房を構えられて今年で6年になり52年もの歳月を桐箱とともに歩んできたそう。
ということは??まさか御年70歳!?デニムを着こなす素敵なお姿からは想定できません~!
さて、ギャラリーのほうにはたくさんの桐細工たちがお出迎え。
と、ギャラリーにある桐箱の一部を見ていただきましたが、あらためて桐の美しい木肌にうっとり。。。
その中で個人的に特に目を惹いたのは優しい光がほっとさせてくれる「桐行燈(きりあんどん)」。
間接照明にはもってこいな優しい光。
和室にはもちろんですが、寝室や玄関なんかに飾るとぐっとモダンな雰囲気がでそうです。
近くの古民家カフェさんにも飾ってらっしゃるとのこと。
お店に並んでいる商品をそのまま購入することも可能ですが、私のオススメ情報は、「ドンピシャでこの大きさのハコが欲しいんだよな~」とか、そんなお悩みの方がもしいらっしゃれば、内容次第ではご相談にのってもらえることもあること。桐に限らず、その特性に合った木材もご紹介していただけると思います。
かく言う私自身、安川さんとのご縁は、お縫箱を探しているときに紹介してもらったのが始まりでした。
子どもが出来てから、針仕事がちょこちょこ増えたにも関わらず、いつもカオス状態だった裁縫グッツたち・・
既製品では納得がいくサイズ感のものに巡り合うことができなかったところを、無理を承知でイチから製作して頂いたのです!
人生初のオーダーメイド。出来上がりは予想以上の完成度!待った甲斐がありました!
モデルは昔おばあちゃんが使っていた形の可動式の二段で大容量。ですが桐ゆえに軽~い!
内部の下地には赤のフェルトを付けてもらい、ハコの表面部分は柿渋で仕上げて頂きました。
ちょっと分かりずらいですが、約1年経ち、いい感じに濃くなってきて経年良化が進んできています。
桐材は、言うまでもなく古来から日本人に親しまれてきた木材のひとつ。タンニンを多く含むことから防虫効果にも優れ、年月が経つにつれ強化が増すという頼もしい特性も持っています。
実際に手にとり、生活になじんでいく過程を傍で見ているとその良質さをひしひしと実感いたします。
ものを大切に愛でる気持ち。あなたに合ったオンリーワンの桐箱を・・。
そんな出会いが、「木工房やすかわ」で待っていますので、気になる方は是非ギャラリーに行かれてみてください。
福岡市の東側にある古賀市や糟屋郡界隈は私の大好きなテリトリー。これからも掘り下げて皆さまにいろいろとご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!