進化する料亭の仲間を募集
募集職種:料理人、接客スタッフ他
伝統を守りながら革新的なチャレンジにも積極的。鹿児島県鹿屋市にある「料亭義経」を初めて訪ねたときに感じたことです。「料理人として進化したいなら、料理の技以外にも学ぶべきことがある」と若き2代目社長、高山将士さんは言います。
鹿屋市に40年続く「料亭義経」。市街地を一望できる高台にあり、お殿様(お姫様)気分で料理を楽しめるお店です。現在こちらでは料理人、接客スタッフ、ウエディングプランナーを募集しています。
募集内容だけを見ると、料理人は料理を、接客スタッフは接客だけを覚えればいいと思うかもしれません。しかしこちらではもっと広い範囲のことを学ぶことになります。
「料理と文化は表裏一体。日本の文化を捉えていなければ日本料理屋とは言えません」と高山さん。
料理人は季節の食材が出始める「走り」、最盛の「旬」、終わりへと向かう「名残」を料理で表現し、料理人と利用客の架け橋となる接客スタッフは料理に込められた意味を理解し、例えば「出始めの松茸が手に入りましたので、本日はこのお料理でお出ししました」などの一言を添えて提供します。客席を彩る生け花も接客スタッフが担当します。
「義経」は、料理を囲む時間と空間、思い出までを手掛ける食の総合演出家チームのよう。冒頭の高山さんの言葉にもそんな思いが込められています。
また、料亭のイメージを変える提案を行っているのも特徴。結納や結婚式、長寿祝いに子どもの祝い事など、家族の思い出づくりの場として広く地域に開き、接待や商談、要人の会合だけではない新しい使い方を発信しています。
「お客様の喜ぶ様子を目の当たりにすることで、料理人はさらに進化する」と平成26年6月にはカウンターメインの2号店「割烹きの屋」がオープン。こちらではカウンターを舞台に料理人自らが接客を担当します。2店とも若いスタッフが多く、みんなが集まる食事会は「学生のようなノリ」なのだとか。厨房で見せるキリリと締まった表情からは想像もつきませんが、「楽しむときは思い切り楽しむこと」も高山さんたちは大切にしているのです。
日本料理の世界では一風変わった店かもしれません。「義経」では、若き社長とともに成長しながら、日本文化を学びたい、多くの人を満足させたいという方の連絡を待っています。