【SALE】山梨市牧丘町「雲海を望む土地」(1,980万円/2,508㎡ 井戸水掘削済)+オルタナティブスクール「牧丘わくわく学園」
土地購入情報
山梨県山梨市牧丘町の売買土地情報です!
2022年4月にはオルタナティブスクール「牧丘わくわく学園」が開校予定
お邪魔したことはないけれど、逗子にある全田さんの「ごかんたいそう」にイメージが近そうなオルタナティブスクールがすぐ近くに開校予定だ。学校までの道のりは、外灯のない自然あふれる細道をずんずん進んだ先にある標高約1,000mエリアのため、初めての人を到着するまでに不安にさせる道だ。全田さんも「キチンと自力で通学できるかが入園条件」と言っていたが、そこも似ている。。
小中学校が統合される峡東地域、そのなかでも秘境扱いされている牧丘の井戸川地区に小学校ができるという話をすると、地元のひとは一様に驚いた顔をかくさない。。約6年前から有志が集まり、その動きは徐々に加速し「峡東に新しい学校を誘致する会」、「峡東に新しい学校を立ち上げる会」を経て小学校新設に至った。代表は、移住者に人気の循環型保育園「みいづ保育園」の日原園長。みいづ保育園は土や林と触れ合う事や野草給食で有名だ。この保育園では寒い季節になってくると、みな靴下を履かず藁(布)草履で過ごす。新生児のオムツは在園中は布オムツだ。現在の紙おむつは紙製ではなく石油素材であり肌に直接長い時間触れるものには拘りたいという強い信念がある。そして食べるものには更に強いこだわりがあり自分たちの給食に使うお米・味噌・野菜は園児達自身で作る。そしてどうしても足りないものだけを生協等で仕入れるそうだ。私が園に見学に行ったときにおやつの干し芋が届けられたのだが、地元の農家が育て丁寧に蒸かし、乾燥させたものが、園児の年齢に分けて硬めのものと柔らかいものとにジップロックで分けられてご自身で配達にいらした。間違いなく我々大人よりも良いものを食べていて驚いた。
▲手前みそ作りをする園児たち。山梨では「発酵文化・手前みそ作り」が根付きつつある。
園庭には一般的な学校に漏れなくあるグルっと回るトラックはずいぶん前に潰したとのことで、その跡にあるのは凸凹の土地に井戸水が流れる小川やアート作品、畑や田んぼだ。トラックがなくても凸凹の園内を走り回ることで十分な運動量が得られる。つるさったりという特別な動きを保管するために申し訳程度に遊具が置いてある。そしてニワトリが多数放し飼いにされており、園児に捕まえられても動揺せず仲良く共生している。人間に危害を与えられると思っていないため教室にもニワトリが普通に入ってくるオモシロい空間だ。冬でも田んぼや池にキャッキャ言いながらジャブジャブ突っ込んでいき屈託のない笑顔で「靴下濡れちゃったけど後で干せばいいんだよー」とその子は教えてくれた。園長先生もこの時期は長靴登校がマストですと笑って教えてくれた。教室には廃材保管された部屋があり園児たちが自由に工作をする。気に入った材は各自キープして自分の場所に保管しておき、とっておきの作品を作るための準備をする。毎月の行事はあるが一日の中のカリキュラムは存在しない。工作をしたい人は工作をウサギの世話をしたい子は世話をして、園外に散歩に行きたいひとは手を挙げて(手を挙げない子は園内でまた別のことを自由にする)左右どちらの道に進むかも1~3歳の園児たちが決める、それに先生がそっちね~っていう風についていく。年長さんは「和太鼓」を練習し地域の敬老会なんかで演奏したりする、渋いです。最近の保育園にある英語やプールの授業は存在しないでもその代わりのものが振り切っているため、特に都心部からの移住者の家庭に好まれている傾向がある。
ボクは、「この自由闊達に育った園児たちが普通の小学校に入学したときどうなっていくでしょうか。恐らく9割はたくましくこの難しい複雑な社会で生き抜く力を得ていくと思うけれど、1割は普通の生き方をするmajorityに数の力で負けて逆に委縮してしまうこともあるのでは。」という趣旨の質問を日原園長に投げかけてみた。返答はこうだ。「心配しなくても子供たちは自然と1年くらいしたら適応していく。だけどそうなってしまうのが寂しいから、この「続き」が出来る小学校が必要なんだと思いました。」と答えてくれた。
園のHPにはこのような記述がある。「 第2の園庭は隣接する畑、ここに、私たちの食を含む、自然の循環の姿があります。子どもたちにとって、野菜くずや動物の糞などが、きれいな土に還るということ、その土は、やがて芽を出し花を咲かせ実を結ぶ植物たちの栄養になるということ、土と水とがあれば植物が生長することなどを、土を掘ったり水を混ぜて泥にしたり、水を流したりせき止めたりして遊ぶ中で、土の匂いとともに肌で感じとっています。この土や水や植物、そこに生まれては死んでいく小さな生き物たちが、私たち人間のかけがえのない仲間であり、私たちの存在もこの歯車の一部であるということに、やがて気づいて欲しいと願っています。」
働き方もヒトも生活も多様化している。学校のカタチも多様化しつつある。こんな学校があってもいい。求められている。
参考URL
「井戸川地域」の美味しくないハズがない井戸水を楽しめる土地
地名からして飲んで美味しいのは疑う余地もなく、お風呂の水としてつかってもお肌がツルツルになったり、酷いアトピーが治ったなどと評判だ。井戸を一から掘るとなるとなかなかの気骨が必要だが、ここは既に採掘済みで周辺の有志でその水を管理している。上水ではないので、稀に井戸ポンプの不具合や雑物が混じることもあるだろうが、それも含めていなかに住むってことだと思います。
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