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神戸R不動産、KITANOMAD、FARMSTAND、ROKKONOMADなどを運営する有限会社Lusie（ルーシー）は、不動産の営業メンバーを募集します。（2023年4月現在、積極的な採用は行なっておりませんが、良い出会いがあれば採用を行う場合もございます。）

当社では「REBUILDING LOCAL ECONOMY(ローカルエコノミーを再構築する)」というヴィジョンのもと（書籍『ローカルエコノミーのつくり方』序章（こうした社会をつくりたいという趣旨文みてもらえます）、エリアディベロプメントと称し、地域密着型でリアルな地域の仕事づくりと場づくりに取り組んでいます。北野、上淡河、六甲、平野、灘高架下などのエリアに活動の焦点をあてています。ということもあり、エリアディベロプメントを自分の仕事として今後切り開いていきたいという方を募集します。（代表的なプロジェクトは参考に上の資料をご覧ください。）

仕事の軸は二つあります。まずは、メインの軸となる不動産仲介業を紹介します。

磨けば光る不動産物件をコツコツと探し「神戸R不動産」のサイトで紹介することが中心です。不動産仲介営業では、物件を探すことから、取材・掲載、お客様とのやりとり、内見、契約、入居段取り、アフターフォローまで担当者が一貫して行います。移住や不動産の賃貸・購入を決めることは人生の中でも大切な決断の一つ。その判断において的確にエリアの将来性、不動産、法律、リノベーションコスト、内装デザインなどに関する総合的なアドバイスが必要です。

この仕事の楽しみの一つは、営業や取材を通じて「素敵な人たち」に出会えること。人生の決断をお手伝いするわけですから、お客様としてだけでなく人としても仲良くなれる機会があります。R不動産で紹介する物件は個性的であり挑戦的なものが多く、お客様もえてして、個性的で挑戦的そして面白い方が多いのです。そうして出会った人たちが僕らにとって宝の一つでもあります。多くの方が小さな営みを行っている方々であり、お客様の拠点探しはその営みの事業計画を一緒に組み立てる作業でもあります。

もう一つの仕事の軸は、各種活動の事務局業務。イベント企画運営から施設の管理や運営、まちづくりコーディネートのコンサル業、建物改装・農園の企画と運営、各種ウェブメディアやペーパー類・動画の編集・記事執筆や制作を中心としたプロジェクトマネジメントまで。

ここでも仕事の楽しさの一つは「人」との出会い。お付き合いするのは神戸圏内で活動する小さなビジネスを営む人たちが中心です。出会った人たちとつながり、小さな営みの連鎖を生み出します。自社運営施設の管理運営、ファーマーズマーケットの開催サポートや各種自主メディア（神戸R不動産やreallocal、EAT LOCAL KOBE）、新規施設のリノベーション提案や施設・農園の管理運営、力を入れている拠点におけるリアルイベントの企画などにより、個人の営みを後ろから支援する仕事です。

僕らは民間の事業会社として神戸市近郊の特定のエリアに意図的に仕事を集中させ、ローカル中心の営みと暮らしの場をつくることを仕事とし、気に入ったエリアに共感する人の流れをつくることにチャレンジしています。そんな風に言うと格好よく聞こえますが、実態は自分たちのまわりに面白い人が増えて楽しくなったら人生豊かだな、それが仕事に出来ないか、という単純なことでもあります。

エリアへの人の流れは、人がつくりだす「小さな営み」から生まれることが多々見受けられます。小さな営みの連鎖が生まれ、連鎖を許容する「土壌」や「物件」があると飛躍的にエリアが楽しくなっていくという実感があります。しかしこの土壌づくりには時間がかかります。だからこそ魅力が上がる可能性の高いエリアと物件がある街でないと、僕たちは自分たちの時間を投資できません。

不動産仲介業では不動産物件に対する眼力を磨けば、短期間で収益を上げられます（眼力がないと売上は上がらないので、それを磨くのに時間がかかりますが）。しかしエリアや物件を育てることをしなければ、仕事として長続きしないと感じています。

神戸を拠点にするのは、この街の幾つかのエリアに磨けば光る可能性を感じているからです。だから短期的な採算性を度外視しても、積極的にエリアを変えるための活動を行っています。そしてNON-PROFIT（非営利）事業とFOR-PROFIT（営利）事業の掛け合わせで、エリアの可能性を高められると信じています（下の図を参照）。

一緒に仕事をしたいのはこの両面で泳げる人。非営利と営利の仕事、両輪を楽しんで動かせる人です。「不動産仲介営業」と「編集制作やイベントの運営サポートを中心としたプロジェクトマネジメント」のどちらか一方だけでなく、その両方がハンドリングできるエリアデベロッパーとして将来的に活動したいという方と一緒に仕事がしたいと考えています。

すべて初めからできる人を求めているわけではありません。まずは不動産仲介がエリアの流れをつくる重要なスキルなので、そこからスタートしてもらう形になります。いずれにせよ、エリアをつくる仕事、そんなことを一生の仕事にしたいと思っている方、一緒にやってみませんか？