【山形】日常の風景を探しにいこう/ 高瀬川の鯉のぼり
連載
2022.06.02
やまがたのまちを探し歩いて見つけた日常の風景をお伝えするシリーズ。
こんかいは、山形市、高瀬地区の鯉のぼりです。
2022年5月4日、午前10時。ゴールデンウィーク。快晴。
GWだけあって、高瀬にもたくさんの人が訪れている。みんな家族連れ。こどもといっしょに鯉のぼりを見に来ているのだ。
高瀬川を通り抜けてゆく風はすこし強め。鯉はぱたぱたと勢いよく泳いでいる。
色とりどりの鯉が、青空のもとで太陽の光を浴びている。飛び跳ねているようなのもいる。
高瀬川の水は澄んで川底まできれい。花も咲いて、いい春だ。
川の中を泳ぐのもいた。
川の上のも、川の中のもよい。が、じつは、木々の緑の中の鯉のぼりがとてもよい。
とくに木洩れ陽を浴びているのがすごくよい。
雨の日には、鯉は泳がず、ただ垂直に垂れている。そして、それもまたよいのだった。
photo / Junko